イギリス系のインターナショナルスクールでの勉強について、お伝えします。
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● イギリス系のインターナショナルスクールでの勉強について、お伝えします。
駐在員の皆様、そしてこれから海外に駐在予定の日本の皆様。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤 慶司です。
今回も引き続き、イギリス系のインターナショナルスクールについて、お伝えします。
この記事は、前回の『イギリス系のインターナショナルスクールに、子どもを進学させようと考えている方へ、お伝えします。』の、続編となります。
まだ読まれていない方は、下にリンクを貼っておきますので、あわせて読んでください。
ちなみに、記事内に登場する、O-LevelとA-Levelについての説明を、先に記載しておきます。
※O-Level・Ordinary-Levelの略で、中学卒業時に受ける、全国共通試験のこと
・科目は英語、数学、地理、歴史などの、一般教養が出題
・各科目の合格点は60点以上
・60~69=D、70~79=C、80~89=B、90~=Aと、点数によってランク分けされ、このランクはその後の人生でずっと残る
・つまり中学校では、O-Levelに向けて勉強する
※A-Level
・Advanced-Levelの略で、高校卒業時に受ける、全国共通試験のこと
・O-Levelでは様々な科目を受験するのに対し、高校に当たるAレベルでは自分の得意な科目を3つ選択して受験する
・つまり高校では、A-Levelに向けて勉強する
では、インタビューの続きをどうぞ。
生徒:
もうひとつは、American School が SATとIB Examというテストがあるのに対して、Alice Smith は、British Styleなので、O-Level、 A-Levelというテストがあって、一定以上の成績をとらないと、進級が出来なかったことです。
齊藤:
そこ聞きたい。
私は、IBとSATの相談は受けるけれど、イギリス式は、正直あまりわからないんです。
生徒:
O-Levelは、英語が最低C以上ないと、いくら他の教科でいい結果を出しても、進級できなかったです。
A-Levelは、最低3つの教科のテストの受講が必須で、Aを1つとれれば、一般レベルの大学への進学が可能になります。
知り合いのイギリス人で、いつもAがとれなくて、高校を転々としている子がいました。笑
結局、彼はパイロット養成学校に編入したみたいです。
イギリス式は本当に勉強しないと、かなり厳しいと思います・・・。
齊藤:
O-Levelは基本的、A-Levelは専門的って感じですよね?
生徒:
確か、O-Levelは最低4教科だったと思います。
English, Mathsが必須だったので、残り2教科です。
あ、あとBiology, Physics, Chemistryのどれか一つです。
齊藤:
A-Levelの授業はどんなのですか?
生徒:
A-Levelは専門的な所が、大きいかもしれないです。
Arts や Design & Technology(日本でいう技術家庭)をとる人は、デザイン系の大学に進んでましたし、医者を目指している子は、Scienece を中心に受講していました。
他の教科は、History, Geography, ICT (Information and Communication Technology), Physics, Biology, Chemistry, Arts, さっき言ったD.T (Design and Technology), P.E (Physical Education), Music
齊藤:
この情報、嬉しいです。ありがとうね。
O-Levelで英語の成績がC以上ないと、高校に進級できない理由は、英語がわからない状態で高校に進級しても、A-Levelに向けた専門的な授業が、理解できないからです。
つまり、日本人学校で中学が終わるまで過ごし、高校からイギリス系インターに編入しようと思っても、O-Levelを合格しない限り、中学で足踏みです。
通常、インターで英語が理解できて、話せるようなるには、最短でも2年はかかります。
ですから、イギリス系インターナショナルスクールの入学を考えている場合は、できるだけ早い時期に入学する必要があります。
さて、イギリス系インターナショナルスクールでは、イギリスやオーストラリアの大学に進学できるように指導しますが、そこに通う日本人生徒の選択は様々です。
イギリス、オーストラリアの大学に進学する生徒もいますし、日本の大学に進学する生徒もいます。
日本の大学を受験する場合は、面接が発生しますから、面接準備と、自己PRの作成をしっかりと行ってくださいね。
もし、ご質問、ご相談がある場合は、こちらまでご連絡ください。
今日のアドバイスが皆様のお役に立てたなら幸いです。
では今日も笑顔の一日を!
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