香港の帰国生に、合格できる願書、作文エッセイ、面接回答の作成方法ををお伝えします。
● 香港の帰国生に、合格できる願書、作文エッセイ、面接回答の作成方法ををお伝えします。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
立命館宇治中学校の、2018年度、帰国子女枠9月編入試験が、6月30日(土)に行われます。※6ページまでスクロールしてください。
・出願期間: 6月4日(月)~6月18日(月)
・A方式試験内容: 作文エッセイ(日本語または英語)・面接試験(親子)
※日本語の場合1,000~1,200字、英語の場合は600~800words
・IPS方式試験内容(高校でIBコース進学希望者): 英語小論文2題、算数、面接試験(親子)
※小論文1題につき英語150words以上
※算数の出題は英語と日本語で行い、英語・日本語どちらでも解答可能
立命館宇治の9月編入試験まで、あと3か月となりました。
バッチリ、準備をしてくださいね。^^
さて今回は、香港の帰国生に、合格できる願書、作文エッセイ、面接回答の作成方法ををお伝えします。
私のブログには、「アメンバー限定記事」という記事があります。
この「アメンバー限定記事」を読むためには、アメーバブログのアカウントを作っていただき、さらに、私に申請をしていただく必要があります。
先日、「アメンバー限定記事」読者さんが、2000名様を超えました!
2018年4月9日現在、2289名様となっています。
ありがとうございます。
たくさんの方に読んでいただけて、とてもウレシイです。^^
そこで今回は、香港の帰国生が、願書、作文エッセイ、面接回答を作成する場合、どのように書けば良いかをお伝えします。
昨年、2017年に「帰国子女枠入試について解説するランチ会@香港」を行ったときに、私が香港で気が付いたネタを基にして、説明したいと思います。
まず、帰国枠入試に課せられる、願書、作文エッセイ、面接試験の重要性についてです。
・面接試験: 質問内容に沿って、自身の海外経験を組み込み、具体的に話す
願書・作文エッセイと面接試験は、書くか、話すかの表現方法が違うだけです。
すべて、帰国生が自己PRをする試験です。
ところで就職活動では、企業に、エントリーシートと履歴書を提出して、面接試験を受けることになると思います。
この採用試験と帰国枠入試(作文エッセイ型)は、とても似ていると思います。
・学生時代は、学業に、部活に、そしてアルバイトに、色々と頑張ってきました!
・海外生活では、学校の勉強、アクティビティ、そしてボランティア活動に、色々と頑張ってきました!
どちらも具体性がありません。
多くの志願者の中に埋もれてしまう、ザンネンな自己PRになっています。
しかし一生懸命考えても、上記のような内容の自己PRを書いてしまうこともあるでしょう。
大学生でも苦労する自己PRを、小学校6年生、中学校3年生が考えなければいけないという点で、採用試験よりも帰国枠入試の方がタイヘンかもしれません。
企業の採用担当者の方が、数多くのエントリーシートと履歴書を読んでいるように。
帰国枠入試の担当者の方も、大量の願書や作文エッセイに目を通しています。
ですから、他の受験者と差が付く、バッチリアピールできるような、願書、作文エッセイ、面接回答を作成する必要があります。
次に、合格できる願書、作文エッセイ、面接回答のネタ探しについてです。
2、棚卸をしたネタを基にして、ありきたりな回答を作ってみる
3、「もっと具体的にした回答」、「ありきたりな回答内容からスピンオフさせた回答」「日本や前の滞在国との違いを明確にした回答」
ありきたりな回答を基にして、上記の3つを作成する
合格できる願書、作文エッセイ、面接回答を作成する場合、ネタ探しとして、この3段階の作業が必要になると思います。
私は「1」の作業のことを、海外生活の棚卸と名付けています。
普段の生活は、学校の宿題や試験勉強、アクティビティ、補習校などで忙しいですよね。
ですから時間を設けて、自身の海外生活はどうであったかをふりかえる必要があります。
まずは、ちょっとしたことも、自身にとって特別なこと、大切なことも、すべて書き出してみると良いです。
「2」の作業も、実は重要です。
「できるだけ早く、ユニークな経験を基に、作文エッセイや回答を作りたい!」と思うかもしれませんが、最初の頃はなかなか上手くいきません。
なぜなら、最初はありきたりな内容しか思いつかないからです。
基礎問題の積み重ねがなければ応用問題に取り組めないように。
ありきたりな回答の作成を積み重ねて、自身の経験を組み込んだ具体的な作文エッセイや回答ができるようになります。
そして「1」と「2」の作業を経てネタが蓄積されてくると、「3」の作業ができるようになります。
最後にありきたりな回答を基にして、もっと良い作文エッセイや回答を作ります。
B: ありきたりな回答内容からスピンオフさせた作文エッセイや回答
C: 日本や前の滞在国との違いを明確にした作文エッセイや回答
上記の3つのいずれかを作成できたら、合格できます。^^
具体例を挙げて説明します。
・香港の中心地のひとつである尖沙咀は、高層ビルが数多く建ち並ぶ大都市です
「海外で生活していた地域について説明をしてください」という面接官の質問に対して、よくある回答です。
初期段階はこの回答で構いません。
しかし具体性がないので、入試ではザンネンな回答となってしまいます。
・東京
・バンコク
・シンガポール
・ドバイ
・ロンドン
・ニューヨーク
高層ビルが数多く建ち並ぶ大都会は世界中たくさんあります。
香港の様子が目に浮かぶように、具体的に述べる必要があります。
香港の中心地のひとつである尖沙咀は、高層ビルが数多く建ち並ぶ大都市です。
しかし他の大都市とは、かなり様子が異なるのではないかと思います。
まず、ビルや建物が密集しています。
香港は土地が狭いので、中心部はどこも建物が密集しています。
特に尖沙咀では、建物と建物のスペース、わずかなすき間もほとんどないぐらい、ビッシリと経ち並んでいる様子が見られます。
次に、道路の上の空間が巨大な看板によって埋め尽くされています。
香港は、看板の数がとても多いです。
お店の壁に貼り付けられたプレート式の看板、つまり普通の看板もあります。
そして、お店の壁に直角に取り付けられた縦長、横長の巨大な看板が、道路の上の空間をビッシリと埋め尽くしています。
香港には出っ張った巨大な看板がどこにでもあるのですが、尖沙咀はビルや建物の数と同じぐらいたくさんあるような気がします。
以上の2点が、他の都市とは異なる点だと思います。
香港の中心地のひとつである尖沙咀は、高層ビルが数多く建ち並ぶ大都市です。
そして尖沙咀では、新しいビルの建設や改装が頻繁に行われています。
しかしその工事の様子が、他の都市とはかなり異なるのではないかと思います。
まず香港では、現場をパネルなどで囲うことなく工事します。
尖沙咀のようなビルの密集地帯では、十分なスペースがないので、パネル囲いを置かずにそのまま工事をしているのだと思います。
次に、建物やビルに組まれている足場は、鉄パイプではなく、竹が使われています。
竹は鉄よりも安くて軽く、解体作業が簡単であるため、採用されているそうです。
以上の2点が、他の都市の工事現場の様子と異なると思います。
香港に来たばかりのときは、その安全性にとても驚きました。
香港の中心地のひとつである尖沙咀は、高層ビルが数多く建ち並ぶ大都市です。
そして尖沙咀は地下鉄のターミナル駅となっています。
香港は渋滞になることが多いので、時間通りに目的地に到着するためには、地下鉄を使うことが多いのですが、頻繁に地下鉄を使うことで、東京と香港の地下鉄の車両には違いがあることに気が付きました。
まず、座席が違います。
東京の地下鉄の座席にはクッションがついていますが、香港の地下鉄の座席はステンレス製でむき出しになっています。
東京の地下鉄の座席の方が座り心地が良いですが、亜熱帯性気候の香港では、衛生上、ステンレス製の方が良いのかもしれません。
次に、車両と車両の連結部の様子が違います。
東京の地下鉄では、車両と車両の連結部に人が立っていることはあまりなかったと思います。
ラッシュアワーの時間帯でもです。
そして連結部の前をガラスのドアで仕切っていることもあります。
一方香港の場合は連結部が広く、安定していて、つかむ棒もあります。
ですからこの連結部に人が立っていることが多いです。
香港の車両を東京で使ったら、ラッシュ時にたくさんの人を運べるのではないかと思いました。
以上2点が、東京都香港の地下鉄の車両の違いです。
いかがでしょうか。
・香港の中心地のひとつである尖沙咀は、高層ビルが数多く建ち並ぶ大都市です
この回答を基にして、3つの回答を作ってみました。
3つとも、特に面白いことを述べているわけではありません。
しかし3つとも、自身の経験を組み込んだ具体的な回答になっているので、香港の様子が目に浮かぶと思います。
そして受験生が香港で生活する様子もイメージできますので、関心を持ってもらえます。
これが帰国枠入試で合格できる、願書、作文エッセイ、そして面接回答内容です。
海外生活の棚卸をして、ありきたりな回答を作っておかないと、ここまで発展させるのは難しいと思います。
ちなみに自身の経験を組み込んだ具体的な回答が、ユニークな回答として見なされますよ。^^
私の模範回答を基にして、練習してみてくださいね。^^
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今回は、学習院女子中学の、2018年度帰国子女枠入試の作文テーマと面接試験内容を、お伝えします。
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