学習院女子中等科の、2022年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。

● 学習院女子中等科の、2022年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

法政大学国際高校グローバル探究コースの、2022年度帰国子女枠9月編入試験の合格発表が7月25日(月)にありました。

スカイプレッスン受講生、法政大学国際高校グローバル探究コースに合格です!

担当は、北海道大学医学部の佐藤先生です。

佐藤佑亮先生 北海道大学医学部3年生、旭川東高等学校出身

佐藤先生は、高校数学、高校物理など、大学受験の理数科目を指導できます。

英語も得意で、文系科目も教えています。

オールマイティーに指導できるんですよ。

さて今回は、学習院女子中等科の、2022年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。

2022年度帰国子女枠入試では、以下のテーマが出題されました。

・作文(50分 80点)

「おもてなし(もてなし)」とは、人に対する心のこもった対応を意味します。

お客さまが、あなたの家に来ることになりました。

あなたはどのようにその人におもてなしをしたいですか。

あなたの住んでいた(住んでいる)国での経験をふまえて、理由をふくめてできるだけくわしく書きなさい。

お客様は、どの国の方でもかまいません。

原稿用紙には、最大で1000~1100字程度書くことができます。

1、テーマに沿っていること
2、自身の海外経験を組み込んでいること
3、具体的に書くこと

帰国子女枠入試の作文エッセイには、上記3つが必須となります。

イギリスの帰国生に向けて、お手本を書いてみたので参考にしてみてください。

・イントロダクション

私はイギリスのロンドンに4年間住んでいます。

ロンドンに住むことで飛行機を利用する機会が増えて、その際CAさんからたくさんの素敵なおもてなしを受けてきました。

だから、お家に来てくださったお客様にも、そのおもてなしを提供したいと思います。

ボディ1(406字)

まず、絶妙なタイミングで相手が喜ぶメッセージを与えたいと思います。

あるとき、日本航空のフライトで、私と弟はCAさんから嬉しいおもてなしを受けました。

偶然、この日は弟が誕生日だったのですが、機内食サービスのとき、ドリンクサービスのときなど、CAさんが順番に「お誕生日おめでとうございます!」と書かれたポストカードを持ってきてくれました。

事前に調べて、準備してくださっていたことに、私はとても感動したので、「CAさん素敵だなぁ。」とつぶやきました。

すると、飛行機から降りるときに、CAさんから「将来、CAになれたら良いね。」というメッセージ入りのポストカードをもらいました。

私が憧れていることに気付いてすぐに準備してくださったことに、さらに感動しました。

この経験から、絶妙なタイミングで相手が喜ぶメッセージを与えることは素晴らしいおもてなしになると思いました。

だから、お家に来てくださったお客様にもそれをしたいと思います。

ボディ2(396字)

次に、絶妙なタイミングでお客様を盛り上げたいと思います。

ブリティッシュ・エアウェイズのCAさんからも、素晴らしいおもてなしを受けました。

夏休みの一時帰国を終えてロンドンに戻る便で、私は寂しい気持ちになっていました。

大好きな祖父母としばらく会えなくなるからです。

私がしんみりした様子をしていたからか、「どうしたの?大丈夫?」と、CAさんが心配そうに声をかけてきてくれました。その気遣いが嬉しかったです。しばらくそのCAさんを見ていると、乗客の様子を確認して声をかけていたと思います。

飛行機から降りるときにそのCAさんの前を通ったのですが、その際に「ロンドンを楽しんでね!」とハイタッチをしてきてくれました。

この対応もすごく嬉しかったです。

この経験から、絶妙なタイミングで相手を盛り上げることは素晴らしいおもてなしになると思いました。

だから、お家に来てくださったお客様にもそれをしたいと思います。

コンクルージョン

以上二つが、お家に来てくださったお客様に与えたいおもてなしです。

たくさんのCAさんからとても良くしてもらってきたので、私は国際線のCAになりたいと思っています。

CAになったときに、良いおもてなしを提供できるようになりたいです。

そのためには、コミュニケーション力、高い英語力、そして広い一般教養が必要だと思います。

これらを、学習院女子中等科で身に付けたいです。(合計1097字)

試験で作文エッセイを書くときのコツです。

1、イントロ、コンクル―ジョンの書き方を決めておくこと
2、各ボディの構成をそろえること
3、作文エッセイに使いやすい十八番ネタを準備しておくこと

試験では、ブレーンストーミングを行った後に、作文エッセイを書くことになりますが、気を付けないと時間が足りなくなります。

作文エッセイの時間が50分の場合、書くのに30~40分は必要となります。

ですから、できるだけ時短で書く工夫をする必要があります。

イントロ・コンクル―ジョンの書き方を決めておいたり、ボディの構成をそろえたりすることは、時短につながります。

そしてブレーンストーミングの時間を短くするために、作文エッセイに使えるとっておきのネタを、最低でも3つは準備しておきたいです。

学習院女子の、2022年度帰国枠入試の平均点です。

・作文受験者平均点(80点満点): 56.1点(70%)
・国語受験者平均点(100点満点): 60.8点
・算数受験者平均点(100点満点): 71.4点

学習院女子の帰国枠入試は、国算で合計200点に対して、作文で80点もあります。

学科試験の準備だけでなく、作文と面接試験の準備もバッチリ行ってくださいね。^^

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では今日も笑顔の一日を!

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