ICU高校と同志社国際高校と早稲田本庄の推薦入試は対象とする受験生や選考回数や準備が違います。

● 国際基督教大学高校(ICU)と同志社国際高校と早稲田大学本庄高等学院の推薦入試は、対象とする受験生や選考回数や準備方法が違います。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

武蔵野大学附属千代田高等学院の、2023年度帰国子女枠入試が、11月19日(土)に行われます。

・出願期間: 11月1日(月)~15日(月)まで
・教科型入試(日本人学校生向け)試験科目: 国数英(各50分 各100点満点)、受験生面接試験(日本語 10分程度
・英語型入試(現地校生・インター生向け)試験科目: 英語エッセイ(50分)、受験生面接試験(英語 10分程度)

武蔵野大学附属千代田高等学院は武蔵野大学の附属校ですが、他大学に進学することもできます。

武蔵野大学附属千代田高等学院を受験するみなさん、勉強をがんばってくださいね。

さて今回は、帰国生が受験できる推薦入試についてお伝えします。

帰国生は一般生と比べて受験できる機会が多いです。

1、帰国生入試(帰国子女枠)入試
2、一般入試

たとえば、首都圏での高校受験をお考えの場合は、帰国子女枠高校入試で合格を確保してから、2月10日から始まる都内や神奈川県の私立高校入試に臨むことができます。

そして、もうひとつ帰国生が受験できる入試があります。

3、推薦入試

推薦入試で合格して早々に合格を決めてしまう方法もあります。

しかし、推薦入試には、帰国生が受験できるものとできないものがあります。

ご存知でしたか?

そこで、帰国生が受験できる推薦入試と受験できない推薦入試について説明します。

推薦入試は3種類あります。

A: 帰国生だけが受験できる推薦入試

B: 一般生も、帰国生も、受験できる推薦入試

C: 帰国生が受験できない推薦入試

「A: 帰国生だけが受験できる推薦入試」は、帰国生に人気の学校が実施しています。

・国際基督教大学高校の帰国生徒入試の推薦入試(条件a/条件b)
・同志社国際高校の帰国生徒入試の特別推薦入試(条件A/条件B)
・早稲田大学本庄高等学院のI選抜(帰国生自己推薦入学試験)

たとえば、上記が該当します。

上記3つの学校の推薦入試について、詳しく説明をしますね。

まず、国際基督教大学高校の帰国生徒入試の推薦入試についてです。

国際基督教大学高校 推薦入試出願条件(募集要項10ページ)

・条件a: 主に日本国内の中学校または海外全日制日本人学校の出身者
・条件b: 主に海外の現地校およびインターナショナルスクールの出身者

ICU高校の帰国子女枠推薦入試は、日本人学校生と現地校生・インター生の両方が対象です。

・中学校3年間の成績
・外国語検定試験結果
・校長推薦書、自己PRカードなどの書類

上記で審査を行い、試験当日は面接試験のみです。

ですから、ICU高校の推薦入試出願直前は、バッチリな自己PRカード作成に注力します。

出願後に面接対策を始めても大丈夫です。

そして、選考は1回だけとなります。

推薦入試で不合格となってしまったとしても、書類選考入試でも受験できます。

その場合、必要書類を追加で提出してください。

試験は推薦入試と同じく、面接試験のみで、選考は1回だけとなります。

次に、同志社国際高校の帰国生徒入試の特別推薦入試についてです。

同志社国際高校の特別推薦入試の出願条件は、ICU高校と似ています。

こちらも、日本人学校生と現地校生・インター生の両方を対象とします。

同志社国際高校 特別推薦入試出願条件(募集要項2ページ)

・条件A(現地校生・インター生対象): 優れた語学力を持つ者
※資格を取得した言語は、在住国または在籍学校で日常使用されている場合に限る

・条件B(日本人学校生対象)出願資格: 中学校での成績が優秀な者
※国内中学校また海外の全日制日本人学校中学部第3学年1学期(前後期制の場合は前期)の9教科の評価(5段階)合計が40以上

しかし、選考が2回ある点がICU高校と違います。

選考の流れ

第1次選考: 資格確認および書類審査

・条件A、または、条件Bを満した者の中から、提出された書類により、第1次選考合格者を決定する
・第1次選考合格者のみ、第2次選考を受験することができる

第2次選考: 個人面接

・保護者(不可能な場合は、保護者代理人)同伴で、日本語で行う

願書の該当欄に記入しておくと、第1次選考で不合格になってしまったとしても、A選考(外国語エッセイと面接試験)または、B選考(国数英の3教科)のいずれかで受験できます。

ですから、第1次選考の合否結果が出る11月11日頃(2023年度入試の場合)までは、願書作成だけでなく、外国語エッセイや3教科の勉強もしておく必要があります。

最後に、早稲田大学本庄高等学院のI選抜(帰国生自己推薦入学試験)についてです。

早稲田大学本庄高等学院のI選抜 出願書類(12ページ)

1、調査書

2、帰国生海外生活調査書

3、出願資格認定通知書

4、志望理由書(日本語による受験生本人自筆のもの)

5、英語力を証明するもの

ア、TOEFLの成績票
イ、TOEICの成績票

ウ、英検の合格証書
エ、IELTSの成績証明書

募集要項には出願条件として明記されていませんが、英語力を証明するものとして「英検準1級に準ずる資格」が必要です。

最低でも「英検準1級に準ずる資格」がなければ第1次選考の通過が難しいということを、入試担当の先生から確認しています。

よって、早稲田大学本庄高等学院のI選抜は、現地校生・インター生、または、かつて現地校やインター校に在籍していた生徒が対象となります。

選考の流れ

第1次選考(2023年度発表日 1月15日): 書類選考

第2次選考(2023年度試験日 1月22日): 基礎学力検査(国数 各30分)、個人面接試験(20~30分)

I選抜も選考が2回あり、2回目には国数の基礎学力検査があります。

ですから、願書作成と面接試験対策だけでなく、I選抜の試験が終わるまで国数もバッチリと勉強する必要があります。

そしてI選抜が不合格だった場合は、2月9日の帰国子女枠入試も受験できます。

早稲田本庄の帰国子女枠入試の試験科目は、一般入試とまったく同じ試験で、国数英の3教科となります。

帰国生だけが受験できる推薦入試でも、学校によってかなり違いますよね。

特に、ICU高校と同志社国際高校と早稲田本庄は寮があるので、3校の推薦入試受験を検討する帰国生も少なくないと思います。

推薦入試を受験する帰国生のみなさん、正しく対策をしてくださいね。

B: 一般生も、帰国生も、受験できる推薦入試
C: 帰国生が受験できない推薦入試

上記もしっかりと把握しておきたいですよね。

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今回は、「一般生も、帰国生も、受験できる推薦入試」と「帰国生が受験できない推薦入試」についてお伝えします。

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では今日も笑顔の一日を!

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