大阪教育大学附属高等学校池田校舎の海外活動報告書の書き方について、お伝えします。
● 大阪教育大学附属高等学校池田校舎の海外活動報告書の書き方について、お伝えします。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
小林聖心女子学院中学高校の、2023年度帰国子女枠9月編入試験が、7月3日(金)に行われます。
・募集学年: 中1と高1
・出願期間: 6月12日(月)~19日(月)
・中学1年試験科目: 中1 国数(各60分 各100点満点)、作文(英語か日本語 60分)、親子面接試験(15分程)
・高校1年試験科目: 高1 国数英(各60分 各100点満点)、親子面接試験(15分程)
小林聖心の編入は、学科試験だけでなく、願書と面接試験も重要です。
小林聖心を受験するみなさんが、対策を頑張ってくださいね。
さて今回は、大阪教育大学附属高等学校池田校舎の国際枠入試(帰国子女枠入試)についてお伝えします。
大阪教育大学附属高校では、国際枠入試(帰国子女枠入試)を行います。
まず、大阪教育大学附属高校の帰国子女枠入試の、試験科目と合否判定方法についてです。
大阪教育大学附属高等学校池田校舎の、2023年度国際枠入試(帰国子女枠入試)の日程と試験科目
・試験日: 2月12日(日)、13日(月)
・A型(3教科 500点満点): 12日に国数英(各60分 各100点満点)、面接試験(グループ活動と個人面接試験 200点満点)
・B型(5教科 700点): 12日に国数英(各60分 各100点満点)、面接試験(グループ活動と個人面接試験 200点満点)、13日に理社(各60分 各100点満点)
合否判定方法
第1次合否判定: A型とB型の国際枠受験⽣の中から、3教科、および⾯接、書類で8名以内を選抜
第2次合否判定: 上記「1」で選抜された者以外のB型受験⽣の中から、5教科と⾯接、書類で数名以内を選抜
大阪教育大学附属高校の国際枠入試は、2023年度入試から、3教科と5教科のいずれかを選択できるようになりました。
5教科で受験すると、1次判定で不合格となっても、再度合否判定をしてもらえるのが、メリットです。
次に、面接試験についてです。
附属池田高校の帰国子女枠入試では、面接試験を2種類行います。
・グループ活動(5~6名): 20分~30分、100点満点
・個人面接試験: 15分程度、100点満点
大阪教育大学附属高校の帰国子女枠入試はミックス型になります。
帰国子女枠入試の試験形態
・自己PR型: これまでの活動実績(学校の成績、語学資格、考え方など)で合否が決まる
・学科試験型: 当日の試験結果で合否が決まる
・ミックス型: これまでの活動実績+当日の試験結果で合否が決まる
ミックス型は、自己PRに関する試験(作文や面接試験など)の配点が大きくなるのが、特徴です。
ですから、附属池田高校の帰国子女枠入試A型(500点満点)は、面接試験の配点がが40%も占めます。
面接試験対策が必要ですよね。
その面接試験のうち個人面接試験では、海外生活動報告書を基に質問されます。
ですから、バッチリな活動報告書を作成する必要があります。
そこで今回は、大阪教育大学附属高等学校池田校舎の海外活動報告書の書き方について、お伝えします。
海外活動報告書はこちらになります。
大阪教育大学附属高等学校池田校舎 国際枠志願者用海外生活報告書
1、あなたが海外に住んでいるとき、その国でできた友人・知人について、具体的に書きなさい: 18行(540字程度)
2、滞在国であなたが通っている(いた)学校について、特に印象に残っていること、記憶に残っていることを書きなさい: 15行(450字程度)
3、滞在国で生活していて印象的だったことを具体的に書き、その経験から学んだことを書きなさい: 17行(510字程度)
3つの枠は一見同じ大きさに見えますが、それぞれ行数が異なるので、気を付けてください。
この海外活動報告書は、プリエッセイと考えると良いですよ。
プリエッセイなので、各項目で500字前後も書くのです。
しっかりと自己PRをする必要があるので、空白をすべて埋めてください。
海外活動報告書の書き方についてです。
活動報告書は、「派手」な経験をアピールする試験ではありません。
「1」~「3」の項目の指示文を、プリエッセイのテーマのように書き直してみましょう。
1、滞在国の友人・知人から学んだことは何ですか?
2、滞在国の学校生活を通して、学んだことや気付いたこと、あるいは自身が成長したと思うことは何ですか?
3、滞在国の学校外での活動を通して、学んだことや気付いたこと、あるいは自身が成長したと思うことは何ですか?
※すべて具体的に書くこと
※経験からの学びや気付き書くこと
活動報告書では、たくさんの経験を浅く書くのではなく、1つ、または2つの経験に絞って具体的に書く方が良いです。
また、単に経験を伝えるのではなく、経験を通して自分は何を学んだのか、何に気が付いたのかを伝えるのが重要です。
さらに、「1」~「3」の内容に関連性があると、各項目の内容がそれぞれを補い合うので深みが出ますし、読みやすくなります。
つまり、「1」と「2」と「3」を合わせて、ひとつの大きな海外生活活動報告書を書くイメージです。
これら3つが揃うと、とても自己PRになりますよ。
最後に、大阪教育大学附属池田高校の帰国子女枠入試の過去4年間の応募状況です。
大阪教育大学附属高等学校池田校舎の国際枠入試(帰国子女枠入試)の応募状況
・2023年度受験者数5名: 合格者数5名(定員は8名程度)
・2022年度受験者数11名: 合格者数7名(定員は8名以内)
・2021年度受験者数8名: 合格者数7名(定員は8名以内)
・2020年度受験者数9名: 合格者数8名(定員は8名以内)
2023年度帰国子女枠入試から、定員は8名程度に変りました。
2022年度入試までの定員は8名以内でしたが、必ずしも合格者を8名まで出しているわけではありません。
大阪教育大学附属池田高校の帰国子女枠入試を受験するみなさんは、学科試験対策だけでなく、願書作成と面接試験対策も頑張ってくださいね。
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