東京学芸国際中等教育の、2017年度2月3日の帰国子女枠入試のエッセイの書き方についてお伝えします。

● 東京学芸国際中等教育の、2017年度2月3日の帰国子女枠入試のエッセイの書き方についてお伝えします。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

南山国際中学・高校の編入試験が、2017年7月5日(水)に行わます。

・出願期間: 6月22日(木)~28日(水)
・中学編入試験内容: 国数英、面接試験
・高校編入試験内容: 小論文Ⅰ(文系内容)、小論文Ⅱ(理系内容)、英語、面接試験

南山国際は、編入試験を1度しか受けられません。

ですからバッチリ対策をしてくださいね。

さて今回は、東京学芸国際中等教育の、2017年度2月3日の帰国子女枠入試のエッセイの書き方についてお伝えします。

まず、2017年度帰国枠入試の、東京学芸国際のエッセイテーマをご覧ください。

第1学年入学・第2学年4月編入学選抜検査A方式です。

Read the article below and answer the following question.

France’s parliament voted unanimously on May 21 to ban food waste in big supermarkets, notably by outlawing the destruction of unsold food products.

Under the new legislation, supermarkets will have to take measures to prevent food waste and will be forced to donate any unsold but still edible food goods to charity or for use as animal feed or farming compost.

All large-sized supermarkets will have to sign contracts with a charity group to facilitate food
donations.

French people throw away between 20 to 30 kg of food per person per year costing an estimated 20 billion euros annually.

The French government is hoping to slice food waste in half by 2025.

Cited from The Japan Times, May 22, 2015

QUESTION

What do you think about the social problem described in this article?

Why do you think so?

Write your thoughts with reasons based on your experience and knowledge.

フランス議会がスーパーで売れ残った食品の破棄を禁止したことについて、エッセイを書きます。

フランス人は1人当り、1年間で、20kgから30kgの食品を無駄にしていて。

そのため、1年間でおよそ200億ユーロの費用がかかっているそうです。

2025年までに、食品の廃棄量を半減することを目標にしているため、この法案を可決しました。

この問題について、賛成、反対どちらの立場であるか、なぜそのように考えるのか。

自身の考えは、これまでに得た経験や知識に基づいて書きます。

次に、学芸国際の作文エッセイを書く際のコツです。

1、テーマに対して、深い知識を伴って書く
2、テーマに対して、自身の経験を組み込んで書く

どちらかで書くと良いです。

「1」の書き方は、大学受験の小論文の書き方と同じです。

テーマに対して、十分な知識があることを求められています。

「2」は、帰国枠入試の作文エッセイでは必須の書き方です。

テーマに対してそれほど詳しくないので、自身の海外経験と照らし合わせて書きます。

もう少し詳しく説明します。

・賛成意見の例

売れ残った食品を寄付したり、期限の切れた食品をエサとして活用したりするのは良いことだし、廃棄にかかるお金を抑えられると思うから

・反対意見の例

売れ残った食品を寄付したり、期限の切れた食品をエサとして活用したりすることで、新たなコストがかかる、手間がかかると思うから

リード文を読んで、たとえば上記のような考えを思いつくかもしれません。

これらは間違っていませんが、このレベルの内容であれば、多くの受験生が思いつくかもしれません。

エッセイで差を付けないといけませんよね。^^

ですから、それほど十分な知識がないのであれば、自身の海外経験も組み込んで、ユニークなエッセイに仕上げると良いです。

さらに具体的に説明します。

「2」に基づいて、お手本を書いてみました。

・イントロ

フランス議会がスーパーで売れ残った食品の破棄を禁止したことについて、僕は賛成です。

食料廃棄を抑えるためには、人日の自主的な行動に任せるのではなく、政府の力が必要だと思います。

そして売れ残った食品を寄付したり、期限の切れた食品をエサとして活用したりするのは良いことですし、廃棄にかかるお金を抑えられると思うので、これらの対策にも賛成です。

しかしこの対策は、先進国のフランスだから成立するのではないかと、僕は思います。

フランスの場合は人々の浪費が食料廃棄の問題となっているので、浪費を抑えるための対策が有効だと思います。

・ボディ

ところで僕の住んでいるメキシコでも、食料廃棄が年々増えていっていることが、問題となっています。

僕が見ている限りですが、メキシコの人たちは、それほど食べ物の浪費をしているようには思えません。

しかし廃棄がとても多くなっているのは、生鮮食品の保存が難しいからではないかと思います。

メキシコの一般家庭で使用されている冷蔵庫や冷凍庫は、まだまだ機能が低いため、長期間の保存が難しく、破棄されてしまうことがあると、通っているインターで学びました。

以前よりもスーパーが増えて、色んなところで買い物ができるようになったのですが、保存機能の高い冷蔵庫は高額なままです。

またメキシコは、タコス、野菜や果物、魚介類などを、炎天下の下、屋台で売る習慣があるのですが、その日に売れ残った食物は、閉店時に破棄されるようです。

屋台の近くを通ることが多いのですが、売れ残ったマンゴーやタコスがごみ袋に入れられて、屋台の後ろに並べられている様子を見かけます。

・コンクルージョン

メキシコも食料廃棄について改善すべきだと思います。

ですから、フランスの様に、食品を寄付したり、期限の切れた食品をエサとして活用したりするのは良いと思います、賛成です。

しかしメキシコの場合、それに加えて、機能の高い冷蔵庫や冷凍庫を安く購入できるようにすること、そして炎天下で生鮮食品の販売をする習慣を見直すことなども、必要ではないかと思いました。

今後は、食料廃棄を抑えることについて、世界各地で考えなければいけなくなると思います。

しかしその国によって事情が異なると思うので、各国に合わせた対策を考えて、食料廃棄を減らしていくべきです。

食料廃棄だけでなく、世界規模の諸問題に対して、具体的な対策が出せるようになるために、世界各国の事情について学んでいきたいと思います。

・What do you think about the social problem described in this article?
・Why do you think so?
・Write your thoughts with reasons based on your experience and knowledge.

指示されている指示に従って書いていますよね。

そして、このように海外経験を組み込むと、ユニークなエッセイになりますよね。^^

東京学芸国際を受験するみなさん、エッセイを頑張ってくださいね。

応援しています。^^

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今回は、頌栄女子学院中学の、2017年度2月1日の帰国子女枠入試について、お伝えします。

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