東京都立三田高校などの帰国子女枠高校9月編入試験について、お伝えします。
● 東京都立三田高校などの帰国子女枠高校9月編入試験について、お伝えします。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
今回は、東京都立三田高校などの帰国子女枠9月編入試験について、お伝えします
東京都立高校の、2019年度帰国子女枠9月編入試験が、8月5日(月)と9日(金)に行われます。
東京都立高校は、帰国枠9月編入試験を、7月に1回、8月に2回行います。
東京都教育委員会のHPを確認してみましょう。
編入試験の日程についてです。
上記3種類の編入試験があります。
ご存知でしたか?
試験名を見ただけでは、どのような試験で、どのように違うのかが分からないですよね。
そこで、補足説明をします。
まず、受験資格です。
「1」、東京都立高等学校 9月入学生徒募集(海外帰国生徒・在京外国人生徒対象)
「1」の編入試験は、原則、試験日までに海外の中学校(現地校・インター校)を卒業していて、日本の新学期(4月1日)以降も海外に住んでいる帰国生が受験できます。
正確に言うと、2学期が始まる9月1日の前、つまり4月1日から8月31日までにセカンダリーを修了できる現地校生・インター生だけが受験できます。
つまりこの編入試験は、2月に行われる帰国子女枠入試の時点で、9年生(中学校課程)を修了してない帰国生に対する救済措置とお考え下さい。
ですから、この「1」の試験が行われる7月の時点で、現地校やインターでの学年がすでに高1になっている場合は、受験することができません。
募集学年は高1のみです。
試験は、帰国子女枠入試実施校である、都立三田、都立竹早、都立日野台、都立国際の4校だけで行われます。
「2」、第二学期東京都立高等学校海外帰国生徒対象 転学・編入学募集
下記の帰国生が受験できます。
・帰国後1年以内の帰国生
・海外に住んでいる高1以上の現地校生・インター生
つまり、編入試験日までに帰国後1年以内であれば、日本の高校に通っていても受験できます。
募集学年は高1~高3となります。
実施校は、「1」と同じく、都立三田、都立竹早、都立日野台、都立国際の4校です。
そして「1」と「2」は、同日に行われます。
「3」、第二学期都立高等学校転学・編入学募集
「3」の編入試験は、帰国子女を含めて、転入編入希望者は全員受験できます。
こちらの編入試験は都内のほとんどの高校で実施され、2019年度は8月5日と9日に行われます。
5日に編入試験を実施する高校は、9日は実施しません。
その逆も然りです。
こちらも、欠員がある学年で実施されます。
公立高校の編入試験ですが、合格した時点で、他の公立高校が受験できなくなります。
つまり、「1」の7月8日の編入試験で合格した場合、「2」以降を受験できません。
しかし、7月8日の編入試験で不合格になった場合は、「2」の8月5日を受験できます。
そして、5日の試験も不合格だった場合は、9日の試験も受験できます。
ですから帰国生は、最大で3回受験することが可能です。
次に、入試科目についてです。
「1」、東京都立高等学校 9月入学生徒募集(海外帰国生徒・在京外国人生徒対象): 高1のみ
・都立竹早: 日本語作文、または英語エッセイ(50分)、個人面接試験
・都立日野台: 日本語作文、または英語エッセイ(50分)、個人面接試験
・都立国際: 日本語作文、または英語エッセイ(50分)、個人面接試験
「2」、第二学期東京都立高等学校海外帰国生徒対象 転学・編入学募集: 高1~高3
・都立竹早: 国数英(各50分 各100点満点)、個人面接試験
・都立日野台: 国数英(各50分 各100点満点)、個人面接試験
・都立国際: 日本語作文、または英語エッセイ(50分)、個人面接試験
※都立国際以外は、3教科受験となります。
「3」、第二学期都立高等学校転学・編入学募集: 高1~高3
都立国際の帰国枠編入試験は、「1」と「2」となります。
しかし、都立三田と都立竹早と都立日野台の3校は、7月の「1」と「2」だけでなく、8月の「3」でも編入試験を行います。
最後に、合格のしやすさについてです。
都立高校に編入したい場合は、「1」で受験することをお勧めします。
入試科目が作文エッセイと面接試験だけなので、準備が圧倒的にラクだからです。
高2以上になると、試験が3科目になるので、勉強がかなりタイヘンになります。
ですから、何としても都立高校を希望する場合は、高1の9月で編入することをお勧めします。
ただし、「1」を受験できるのは、編入試験時にセカンダリー最終学年を終えた、あるいは終えることになる帰国生だけです。
日本の学年で中学3年時にセカンダリーを修了している場合は、作文エッセイと面接だけで受験できる都立高校は、2月に実施される都立国際高校の帰国枠入試だけとなります。
ところで、高校編入をする際に大学は文系と理系のどちらに進学するかを迷っている場合は、受験資格があるのであれば、「1」で都立国際以外の高校を選ぶのも良いかもしれません。
都立三田、都立竹早、都立日野台は帰国子女受け入れ校ではありますが、文系科目も理系科目も満遍なく勉強できる学校です。
そして、授業進路は私立校ほど早くありません。
海外生活が長くなった帰国生は、たとえば上記の3校のような高校に編入して、自身の適性を見つめた上で進路を決めると良いのではないかと、私は思います。
また、学費が安いので、塾や予備校も活用しやすいですよね。
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今回は、首都圏の帰国子女枠中学編入試験の準備方法について、お伝えします。
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