立教池袋中学は、2020年度帰国枠入試から受験資格を変更し、作文を廃止します。

● 立教池袋中学は、2020年度帰国枠入試から受験資格を変更し、作文を廃止します。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

広尾学園高校本科コースの、2019年度帰国子女枠9月編入試験の合格発表が7月22日(月)にありました。

スカイプレッスン受講生、広尾学園高校本科コースに合格です!

担当は、北海道大学医学部の加納先生です。

講師の加納裕太(かのうゆうた)先生

加納先生は、理数科目はもちろん、英語も教えられます、オールマイティーに指導できます。

私立中学・私立高校受験指導、公立中高一貫校の受験指導、高校生の定期テスト対策、編入試験対策など、幅広く対応しているんですよ。^^

さて今回は、立教池袋中学の2020年度帰国枠入試からの受験資格変更と作文廃止についてお伝えします。

立教池袋中学は、2020年度帰国枠入試から、試験内容と受験資格が変わります。

変更のお知らせを確認してみましょう。

まず、帰国枠入試の受験資格についてです。

2019年度入試まで

出願資格

1、原則として試験日時点で、海外在留期間中または、帰国してから2年以内の学齢児童であること

2、海外在留中は、日本人学校または現地校等に在籍し、その中に小学校以上に当たる学年に継続して2年以上の在籍経験があること

出願資格に関する注意事項

1、海外在留証明書の提出が必要となります

2、上記条件に近い場合は相談に応じます

2020年度入試から

出願資格

1、原則として試験日時点で、海外在留期間中または、帰国してから2年以内の学齢児童であること

2、海外在留中は、日本人学校または現地校等に在籍し、その中に小学校以上に当たる学年に継続して2年以上の在籍経験があること

出願資格に関する注意事項

1、海外在留証明書の提出が必要となります

2、上記条件に近い場合、または日本の国内インターナショナルスクール在籍者、経験者は相談に応じます

つまり、国内インター生も帰国枠で受験できるようになったということです。

次に、試験内容についてです。

2019年度入試まで

・国算(各50分 各100点満点 ※国語は作文とあわせて100点満点)、日本語作文(30分 600字程度)、個人面接試験(5分~10分程度)、グループ面接試験内容(15分程度)

2020年度入試から

・国算(各50分 各100点満点)、個人面接試験(5分~10分程度)

2020年度からは、日本語作文とグループ面接試験がなくなります。

受験資格の変更と日本語作文・グループ面接試験廃止は、立教池袋中学の帰国枠入試にどのような作用を与えるのでしょうか?

1、試験内容の変更によって、学習院中等科よりも、立教池袋中学を併願校として受験する帰国生が増える可能性があること

・立教池袋中学
・学習院中等科
・法政第二中学

上記のような、帰国生に有利な入試を行う附属校を希望する帰国生は、12月に立教池袋と学習院の両方を受験することが多いです。

今回の立教池袋の帰国枠入試の変更は、これらの帰国生にほとんど影響を与えないと思います。

2月1日に入試を行う附属校を第一志望とする帰国生は、12月、または1月に、帰国枠入試を行う附属校を併願で受験することが多いです。

早く合格が取れたら、本命の2月の入試まで勉強に専念できるので、12月の立教池袋や学習院中等科の帰国枠入試を受験します。

難点は、立教池袋と学習院では作文と面接試験を行い、両校とも作文と面接試験を重視するため、作文と面接対策をする必要がありました。

しかし、2020年度から立教池袋中学の試験から作文とグループ面接がなくなることで、対策に時間のかかる学習院中等科を受けずに、立教池袋を併願校に選ぶ帰国生が増えると、私は思います。

2、受験資格の変更によって、立教池袋中学を受験する国内インター生が増える可能性があること

中学から一条校に通いたい国内インター生は、中学受験のタイミングで学校を変えます。

国内インター生は、海外の現地校やインター校に通う帰国生のように、日本の公立小学校とはまったく異なるカリキュラムで勉強しています。

ですから、一般受験の国算理社の4科目の対策をするのはとても大変です。

しかし国内インター生に帰国枠での受験を認めている学校は少ないため、塾で一般入試対策を受講していることが多いです。

・市川学園中学帰国枠入試: 国算英
・広尾学園中学AGコース帰国枠入試: 国算英

たとえば市川や広尾などは、日本国内のインター校に通う生徒さんに、帰国生として受験することを認めています。

国内インター生が受験できる帰国枠入試では、英語、特に英語エッセイが試験科目となることがほとんどです。

そしてそのような学校は、総じて、高い英語力を求めてくることも多いです。

一般入試の理社を勉強するよりも、英語を勉強する方が効果的であることが多いため、平日は国算のために受験塾に通い、週末は英語対策塾に通うことになります。

海外の現地校・インター校に通う帰国生の全員が、スピーキングがネイティブレベルで、英語エッセイも得意というわけではないように。

イマイチ英語力を生かしきれなくて困っている国内インター生もいるはずです。

・国算は模試結果が良くなってきたけれど、英語力は英検2級を超えるぐらいで準1級はまだムリ

たとえば上記のような国内インター生にとって、帰国生として受験することができて、附属校で、英語エッセイも日本語作文もなく、12月に受験できる立教池袋中学は、とても魅力的です。

上記の理由から、国内インター生の受験者数も増えると、私は思います。

立教池袋中学を受験する帰国生のみなさん、国語算数の勉強と面接試験練習を頑張ってくださいね!^^

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今回は、現地校・インター出身の帰国生が、大阪府立高校一般入試を受験する際の調査書の扱いについて、お伝えします。

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大阪府公立高校の一般入試では、中1~中3の日本の中学校、あるいは日本人学校の成績が必要となります。

ですから、現地校生・インター生が、帰国枠入試実施校以外の学校を選びたい場合は、困りますよね?

本日、8月26日(月)の24:00までに、こちらを登録しておいてくださいね。^^

今日のアドバイスが皆様のお役に立てたなら幸いです。

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