早稲田大学本庄高等学院のI選抜と帰国枠入試を受験するためには、中学相当の在学期間が通算1年6か月以上必要です。

● 早稲田大学本庄高等学院のI選抜と帰国枠入試を受験するためには、中学相当の在学期間が通算1年6か月以上必要です。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

玉川学園IB(国際バカロレア)クラスが、2020年度帰国子女枠9月編入試験が、7月16日(木)に行われます。

・出願期間: 6月30日(火)~7月7日(火)
・試験内容: 国数英(各50分 各100点満点)、親子面接試験

玉川学園IBを受験されるみなさん、編入試験の準備をがんばってくださいね。

さて今回は、早稲田大学・慶應大学附属高校の帰国枠入試の出願資格について、お伝えします。

日本人学校の中学生、現地校・インターの中学生両方に、大学附属校が人気です。

・受験勉強を気にせず部活に取り組める
・大学受験に必要ではない科目(第二外国語など)も履修できる
・大学受験を避けることができる

海外生活が長くなると、日本の学校生活や部活を存分に楽しみたいと思うことが多くなると思います。

また、日本の教育からしばらく離れている場合、大学受験に必要な学力を高校3年間で身に付けることができるのかどうか、不安に思われるかもしれません。

さらに最近は、私立大学定員数の厳格化により、合格が難しくなっている状況があります。

以上の理由から、今後さらに大学附属校の人気が高まり、附属校を選択する帰国生が増えていくのではないかと、私は思います。

・早慶附属校
・MARCH附属校
・関関同立附属校

上記の附属校は、どの学校も第一志望校になり得ます。

しかし、やはり早慶附属を狙いたい帰国生が多いのではないでしょうか。

ところで、今回の新型コロナウイルスにより、本帰国をするか、それとも収束を待って海外に留まるのか、悩まれている帰国生がいるかもしれません。

その場合、高校受験で帰国枠を使えるかどうかも、本帰国を決める判断基準のひとつになると思います。

帰国枠入試の受験資格は、学校によって異なります。

しかし海外生活が長くなった場合「帰国後2年以内」であれば、帰国枠で受験できることが多いです。

・国立は、学校が決める「帰国後2年以内」、融通は利かない

・私立も、学校が決める「帰国後2年以内」、融通が利くこともある

・公立は、都道府県教育委員会が決める「帰国後2年以内」、融通は利かない

たとえば、千葉県公立高校の場合です。

志願要件

・ア 外国における在住期間が、帰国時から遡り継続して2年以上4年未満の者で、帰国後1年以内の者

・イ 外国における在住期間が、帰国時から遡り継続して4年以上の者で、帰国後2年以内の者

※この場合、「帰国後1年以内」とは、原則として、帰国した日から令和2年2月2日(日) までに1年が経過していない場合をいう

※また、「帰国後2年以内」とは、原則として、帰国した日から令和2年2月2日(日)までに2年が経過していない場合をいう

・2020年度帰国枠入試出願資格 帰国後1年以内=本帰国で日本に入国した日から2月2日(日)までで365日以内

・2020年度帰国枠入試出願資格 帰国後2年以内=本帰国で日本に入国した日から2月2日(日)までで730日以内

千葉県公立高校の場合は、上記から1日でも超えると、帰国枠で受験することができません。

海外生活が長くなった帰国生が、帰国枠入試実施校の帰国枠入試出願資格をすべてクリアしたい場合は、中学2年の4月1日以降に本帰国すれば、原則、大丈夫です。

しかし、例外があります。

早慶附属高校の帰国枠入試出願資格は、「帰国後2年以内」では受験できません。

ご存知でしたか?

早稲田大学附属高校・慶應大学附属高校の2020年度帰国枠入試の出願資格です。

早稲田大学本庄高等学院I選抜: 試験日1月22日

・在留条件: 中学相当の在学期間が通算1年6か月以上、小学3年から中学3年までの7年間で通算4年以上(うち中学相当在学期間1年以上)

・帰国後年数: 定めず

慶應義塾志木高校: 1次試験2月6日、2次試験2月11日

・在留条件: 中学相当の在学期間が通算1年10か月以上

・帰国後年数: 前年2月以降 ※日本の学齢で中学2年の2月以降から日本

早稲田大学本庄高等学院: 試験日2月9日

・在留条件: 中学相当の在学期間が通算1年6か月以上、小学3年から中学3年までの7年間で通算4年以上(うち中学相当在学期間1年以上)

・帰国後年数: 定めず

早稲田実業高校: 試験日2月10日

・在留条件その1: 継続して1年9か月以上3年未満

・帰国後年数その1: 前年1月以降 ※日本の学齢で中学2年の1月以降から日本

・在留条件その2: 継続して3年以上

・帰国後年数その2: 前々年1月以降 ※日本の学齢で中学1年の1月以降から日本

慶應義塾高校: 1次試験日2月10日

・在留条件: 中学相当の在学期間が連続22か月(1年10か月)以上

・帰国後年数: 前年3月以降 ※日本の学齢で中学2年の3月以降から日本

慶應女子高校: 試験日2月10日

・在留条件: 中学相当の在学期間が連続20か月(1年8か月)以上

・帰国後年数: 前年3月以降 ※日本の学齢で中学2年3月以降から日本

早稲田大学高等学院: 試験日2月11日

・在留条件: 継続して1年9か月以上

・帰国後年数: 前々年の6月(1年9か月未満)以降 ※日本の学齢で中学2年の6月以降から日本

慶應湘南藤沢高校(SFC): 試験日2月12日

・A 在留条件その1: 中学相当の在学期間が通算1年6か月以上

・B 在留条件その2: 日本の学齢で小学4年から中学3年までの6年間で通算3年間以上

・C 在留条件その3: 日本の学齢で小学1年から中学3年までの9年間で通算5年間以上

・D 帰国後年数: 国外学校在籍期間と国内在住期間をそれぞれ、日本の学齢で中学3年3月から始めて小学1年年4月に向けて遡って数えていき、「ある時点」でそれまでの通算国外学校在籍期間が通算国内在住期間をうわまわること。ただし、「ある時点」では、通算国外学校在籍期間が18か月(1年6か月)以上であること

※AからDの4項目のうち1項目を満たしていればよい

海外在留期間で注意すべき点です。

・通算: 全部含めて
・連続=継続

早稲田本庄と慶應湘南藤沢(SFC)以外は、すべて連続・継続して、在留している必要があります。

そして帰国後の年数です。

・早稲田大学本庄高等学院のI選抜と帰国枠入試
・慶應湘南藤沢高校(SFC)

上記2校がクリアしやすいです。

早稲田本庄は、在留年数をクリアしていれば、帰国後の年数は関係ありません。

SFCは、在留期間が帰国後の期間よりも長くなれば、帰国枠の受験資格があります。

実は、早慶附属校の中で一般入試験内容と大きく異なるのが、早稲田本庄I選抜と慶應湘南藤沢(SFC)の2校だけです。

これら2校は、現地校生・インター生に有利な入試となっています。

ですから今回の新型コロナのために本帰国をする場合は、早稲田本庄I選抜と慶應湘南藤沢の帰国枠入試の出願資格は得られるよう、帰国日を決められると良いですよね。

また、早稲田本庄I選抜とSFC以外は、帰国枠入試でも一般入試とほぼ同じ条件になりますが、帰国生への優遇措置があります。

早慶附属校受験生の多くは学力が高いですし、合否は僅差で決まることも多いので、少しでも優遇措置を受けたいですよね。

特に女子は、受験できる早慶附属高校が、早稲田本庄、早稲田実業か慶應女子、慶應湘南藤沢と、最大3校しかありません。

早慶を狙う女子受験生は、3校すべてを受験することが珍しくありません。

慶應女子の帰国枠入試の帰国後年数が最も短く、中学2年の3月以降となるので、これをクリアするかどうかを考えると良いですよね。

新型コロナウイルスのために本帰国を考えている場合は、上記の帰国枠入試出願資格も参考にして決めると良いですよ。

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