学習院女子中等科の、2020年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します
● 学習院女子中等科の、2020年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
東京学芸国際中等教育学校の、2020年度帰国子女枠9月編入試験が、7月3日(金)に行われます。
・出願期間: 5月21日(木)~27日(水)
・試験内容: 書類選考(100点)、英語エッセイ(85点)、日本語作文(15点)、グループディスカッション(50点)
東京学芸国際を受験するみなさん、準備をバッチリ行ってくださいね。
さて今回は、学習院女子中等科の、2020年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します。
2020年度帰国子女枠入試では、以下のテーマが出題されました。
次の1・2どちらか一つを選び、どのような「もの」があったか、あなたの海外での生活を振り返って説明しなさい。
またそれがあること、またはないことについてあなたがどのように感じていたかを経験を交えて書きなさい。
1、あなたが滞在した国にはあって、日本にはない「もの」
2、日本にはあって、あなたが滞在した国にはない「もの」
※目に見えるものでも、目に見えないものでも構いません
原稿用紙には、最大で1000~1100字程度書くことができます。
1、テーマに沿っていること
2、自身の海外経験を組み込んでいること
3、具体的に書くこと
帰国枠入試の作文エッセイには、上記3つが必須となります。
アメリカの帰国生に向けて、お手本を書いてみたので参考にしてみてください。
私は、ロサンゼルスの郊外に4年間住んでいます。
アメリカに住むことで様々な経験ができたのですが、最も印象深いのはBBQの経験です。
アメリカにはBBQの文化があって、これは日本にはないと思います。
そこで、BBQに関するアメリカと日本の違いを説明します。
ボディ1(239字)
まず、アメリカではBBQが普段の食事となっていることが、日本と異なります。
BBQはアウトドアで食べるご馳走だと、私は思っていました。
簡易コンロを持って、海や公園などで楽しむイメージがありました。
しかしアメリカでは週末になると、自宅でBBQを行うことが多いです。
平日でも楽しむ人が一定数います。
ほとんどの家の庭には、レストランの台所にあるような業務用のコンロがあって、それを使って焼きます。
このように、日本では特別なときの食事であるBBQが、アメリカでは日常で食べられているのが大きな違いです。
ボディ2(226字)
次に、肉の焼き方にこだわりがあることも、日本と違うと思います。
日本のBBQでは、薄い肉を焼くことが多く、焼き方はあまり気にしないと思います。
一方アメリカのBBQでは、ロースなどの馴染みの部位に加えて、厚切り肉も楽しみます。
その厚切り肉を焼くときが慎重です。
たとえばステーキ肉を焼く場合、焼く人はリクエストに応じて、焼き上がりをキッチリ変えます。
このように、日本のBBQでは薄い肉をただ焼くだけですが、アメリカのBBQでは厚い肉も扱い、ていねいに焼くのが大きな違いです。
コンクル―ジョン
このようにアメリカのBBQは日本と大きく異なり、アメリカの人たちの生活の一部になっています。
日本にはないこのBBQ文化を、私はとても素晴らしいと感じました。
なぜなら、BBQのおかげで、アメリカ生活が楽しくなり、アメリカを知ることができたからです。
私の住む地域の人たちが開くBBQパーティーに、よく招待してもらいました。
パーティーに参加して、たくさんおしゃべりをすることで、アメリカの人たちと短期間で仲良くなることができました。
また、アメリカ人の家族を家に招いてBBQを行ったときは、「強火で熱した鉄板で、表と裏をそれぞれ1分ずつ焼いて!」など、ミディアムレアの焼き方のアドバイスをもらうことが多かったです。
アメリカの人たちは食事に無頓着だと思っていたのですが、焼き方に強いこだわりがあることを知って、私は一面しか見ていないことに気が付けました。
このアメリカのBBQ文化は、アメリカの人たちと仲良くなれて、アメリカを知ることができる重要なものなので、これからもずっと残ってほしいと思います。
学習院女子では、海外に行ったり、海外経験についてシェアしたりする機会があると思います。
そのような機会を利用して、各国や各地に存在する〇〇文化を学びたいと思います。(合計1096字)
1、滞在した国にはあって日本にはない「もの」、または、日本にはあって滞在した国にはない「もの」を、海外での生活を基に書く
2、それがあること、またはないことについて、どのように感じていたかを経験を交えて書く
「1」と「2」の両方を書けたらバッチリということになりますよね。
学習院女子、2020年度帰国枠入試の作文は、書きにくかったかもしれませんが、実はカンタンです。
・あなたが暮らしてきた国と日本の違いについて説明してください
上記は、帰国枠入試の作文エッセイや面接試験で出題されやすいテーマです。
必ず練習すると思います。
このテーマを今回の作文テーマに応用させたら、書けると思いませんか。
「アメリカと日本のBBQの違い」を基にして、今回の学習院女子の作文を書きました。^^
試験で作文エッセイを書くときのコツです。
1、イントロ、コンクル―ジョンの書き方を決めておくこと
2、各ボディの構成をそろえること
3、作文エッセイに使いやすい十八番ネタを準備しておくこと
試験では、ブレーンストーミングを行った後に、作文エッセイを書くことになりますが、気を付けないと時間が足りなくなります。
作文エッセイの時間が50分の場合、書くのに30~40分は必要となります。
ですから、できるだけ時短で書く工夫をする必要があります。
イントロ・コンクル―ジョンの書き方を決めておいたり、ボディの構成をそろえたりすることは、時短につながります。
そしてブレーンストーミングの時間を短くするために、作文エッセイに使えるとっておきのネタを、最低でも3つは準備しておくと良いですよ。
・作文受験者平均点(80点満点): 55.9点(70%)
・国語受験者平均点(100点満点): 70.9点
・算数受験者平均点(100点満点): 69.0点
学習院女子の帰国枠入試は、国算で合計200点に対して、作文で80点もあります。
学科試験の準備だけでなく、作文と面接試験の準備もバッチリ行ってくださいね。^^
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今回は、愛知県立千種高校の、2020年度帰国子女枠入試の面接試験内容を、お伝えします。
最新の情報です。
5月17日(日)の24:00までに、こちらを登録しておいてくださいね。^^
今日のアドバイスが皆様のお役に立てたなら幸いです。
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