東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国子女枠入試2019年度9月入試エッセイお手本を公開します。

● 東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国子女枠入試の2017年度9月入試の英語エッセイのお手本を公開します。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

千葉工業大学創造工学部の、2022年度海外生オンライン入試の合格発表が12月2日(木)にありました。

スカイプレッスン受講生、千葉工業大学創造工学部に合格です!

担当は、札幌医科大学の小川先生です。

小川佳寛先生 札幌医科大学3年生、札幌北高等学校出身

小川先生は、数学はもちろん、文系科目も教えられます、オールマイティーに指導できます。

中学・高校受験指導、高校生の定期テスト対策、編入試験対策など、多くの生徒さんを指導しているんですよ。

さて今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国子女枠入試の作文エッセイに備えて準備しておくべき、自身の海外経験ネタについてお伝えします。

帰国枠子女枠入試の作文エッセイの書き方です。

1、テーマに沿って書くこと
2、海外経験を組み込むこと
3、具体的に書くこと

帰国子女枠入試のほとんどの作文エッセイでは、「1」から「3」が必須です。

そこで、東京都立国際高校の帰国子女枠入試の作文エッセイテーマを使って、「1」から「3」に沿った書き方を解説しました。

参考にしてみてくださいね。

ところでエッセイを書く際、海外経験を組み込むことができるときとできないときがあって、悩まれているかもしれません。

東京都立国際高校の作文エッセイテーマ

・2020年度4月入試作文エッセイテーマ

国際社会のリーダーになるために最も重要な資質は何だと思いますか。理由や例を挙げて、あなたの考えを述べなさい。

・2020年度9月入試作文エッセイテーマ

海外で生活する上で、言葉を身に付けることに加えて何が重要だと思いますか。理由や例を挙げて、あなたの考えを述べなさい。

たとえば上記のような作文エッセイテーマであれば、自身の海外経験を組み込みやすいのではないでしょうか。

・現地校やインター校などの多国籍な環境でリーダーシップを発揮してきたこと
・海外でゼロから工夫しながら英語力を身に付けてきたこと

おそらく、上記のような「頑張って何かを成し遂げた系」の経験をしていると思います。

ですから、それをそのまま使えば良いですよね。

なぜなら、多くの帰国生はテーマの内容と近しい経験をしているからです。

東京学芸大学附属国際中等教育の作文エッセイテーマ

・2019年度9月入試

Read the passage below and answer the following question.

A new museum in Sweden is exhibiting what it says are the most disgusting foods from all around the world.

Yet the people behind the project say it’s not a food freak show but proof that the notion of disgust is radically different from country to country.

“Disgust is completely subjective,” curator Samuel West told the BBC. “Seeing your own foods on display right next to some rotting fish that someone else thinks is a delicacy will challenge your own ideas of what is disgusting.”

“Even within one culture, the line between disgusting and delicacy can be very narrow,” he explains.

“Oysters or smelly cheese are considered to be a delicacy – but many people in the very country where that food comes from find it very disgusting.”

Question

State your opinion about the exhibit in the passage. Include reasons based on your knowledge and/or experience.

東京学芸国際中等教育学校の英語エッセイは、パッセージを読んで、その内容に基づいてエッセイを書きます。

2019年9月帰国子女枠編入試験の英語エッセイは、スウェーデンのマルメ市で開催された世界のマズい食べ物展示会の開催について自身の意見を述べるという内容でした。

このような英語エッセイの場合、どのようにして自身の海外経験を組み込めば良いか分からないかもしれませんね。

そこで、東京学芸国際中等教育学校の英語エッセイの書き方について解説します。

1、パッセージで述べられている「最も述べたいこと」を把握する
2、その「一番述べたいこと」に対して賛成か反対を決める
3、その際、自身の「頑張って何かを成し遂げた」系の経験を組み込めるのであればそれを使って書く。組み込めない場合はそれ以外の経験を使って書く

具体的に説明します。

「1」についてです。

パッセージで述べられている「最も述べたいこと」を把握します。

パッセージはBBCなどのニュースウェブサイトから引用されています。

2019年9月編入試験のエッセイに引用されたニュースウェブサイトは、こちらになります。

その中には「最も述べたいこと」が書かれています。

・It’s not a food freak show but proof that the notion of disgust is radically different from country to country.

・この展示会では、世界のマズい食べ物を見せ物にしているのではなく、国によって嫌悪感というものがまったく違っていることを証明しています。

・“Disgust is completely subjective”, curator Samuel West told the BBC.

・「嫌悪感は完全に主観的です」と、キュレーターのサミュエル・ウェスト氏はBBCに伝えました。

このパッセージの場合は、上記2つになります。

「2」についてです。

その「最も述べたいこと」に対して、賛成か反対か立場を決めます。

・State your opinion about the exhibit in the passage. Include reasons based on your knowledge and/or experience.

・記事内の展示会についてあなたの意見を述べなさい。その際、自身の知識や経験に基づくこと。

つまり、記事内にある展示会の「最も述べたいこと」に対して自身の意見を書くことになります。

・世界のマズい食べ物の展示によって、各自の嫌悪感がまったく異なることを証明しようとしているスウェーデンの展示会に対してどう思うか?

上記のテーマに沿って、賛成か、反対か、いずれかの立場でエッセイを書きます。

また、ボディパート内で、嫌悪感とは主観的であるかどうかについても述べます。

「3」についてです。

エッセイを書く際、自身の「頑張って何かを成し遂げた」系の経験を組み込めるのであればそれを使って書きます。

組み込めない場合は、それ以外の経験を使って書きます。

・世界のマズい食べ物の展示によって、各自の嫌悪感がまったく異なっていることを証明しようとしているスウェーデンの展示会に対してどう思うか

こちらが、今回のエッセイテーマです。

・現地校やインター校などの多国籍な環境でリーダーシップを発揮してきたこと
・海外でゼロから工夫しながら英語力を身に付けてきたこと

ですから、東京都立国際の作文エッセイに使えるような、「頑張って何かを成し遂げた系」の経験は組み込むのが難しいですよね。

また、Malmo’s Disgusting Food Museumのような展示会に行った経験があるかどうかも関係ありませんよね。

今回使えるネタは、多国籍な環境において、ある人には良いとされているものが、別の人には良くないとされている経験です。

この説明では、いまいちピンとこないかもしれせんね。

そこで、東京学芸国際中等教育学校の2019年度9月編入試験の英語エッセイのお手本を書きます。

ドバイの帰国生に向けて書きます。

参考にしてみてくださいね。^^

イントロダクション

僕はドバイに3年間住んでいます。

海外生活を通して、世界のマズい食べ物の展示によって、各自の嫌悪感がまったく異なっることを証明しようとしているスウェーデンの展示会に対して賛成です。

その理由を説明します。

ボディ1

その理由は、展示会を通して他国の料理に関心を持ち、新しい美味しさを知る可能性があると思うからです。

ドバイはとても多国籍な都市です。

実は、アラブ首長国連邦の国籍を持つ人たちよりも、外国人に方が圧倒的に多いです。

たとえば、インド系の人達や、フィリピン出身の人達、中国や韓国の人達、そして、欧米人などが住んでいます。

様々な人達が住んでいるので、各国のレストランや定食屋を見かけます。

あるとき、インド系の定食屋でチャーハンのような料理が並べられているのを見かけました。

僕がイメージしていたチャーハンとはかなり違っていたので、最初は気持ち悪いと思いました。

しかし、インド系の人達がそれを美味しそうに食べていたので、とても気になりました。

だから両親に頼んで、インド系の定食屋に連れて行ってもらいました。

その料理はビリヤニという名前でした。

実際に食べてみると、香辛料が強いですが、意外とさっぱりしていて、僕は美味しいと思いました。

しかし母は、ほとんど食べられませんでした。

僕は思い切って、ビリヤニを食べてみて良かったと思います。

新しい美味しさを知ることができたからです。

ボディ2

ところで、この僕の経験は、世界のマズい食べ物の展示会で得られる経験に似ているのではないかと予想します。

なぜなら、世界各国の気持ち悪いとされる料理を見てすごく気持ち悪いと思う人はいるでしょうが、関心を持つ人も一定数いる可能性があるからです。

その関心を持った人達は気になって、後からそのマズい食べ物を食べてみるかもしれません。

そして、そのマズい料理を実際に食べてみたら、やはりマズいと感じる人もいるでしょうし、とても美味しいと感じる人もいるでしょう。

なぜなら、母と僕は同じ日本人で、毎日同じようなものを食べているのにも関わらず、母はビリヤニをマズいと思い、僕は美味しいと思ったからです。

美味しいという判断は、その人の主観によると思います。

だから、嫌悪感もきっと主観的です。

何を気持ち悪いと思うかは人によって違うはずなので、それは仕方がありません。

しかし、世界のマズい食べ物展示会の開催によって、他国の料理に関心を持って、新しい美味しさを見つけられて、食の選択を広げられる人がいる可能性がゼロではない以上、この展示の開催はとても良いことだと、僕は思います。

・コンクルージョン

以上の理由から、世界のマズい食べ物の展示によって、各自の嫌悪感がまったく異なることを証明しようとしているスウェーデンの展示会に対して賛成します。

第一印象で気持ち悪いと思ってしまうことは仕方がないですが、その印象だけで判断しないで、実際に経験してから判断できるようになりたいです。

そのために、多国籍な環境である東京学芸国際中等教育学校で学んで、視野を広げたいです。

つまり、東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国子女枠入試の作文エッセイに備えて準備しておくべき、自身の海外経験ネタは以下となります。

・「頑張って何かを成し遂げた」系の経験を1つ
・滞在国の文化や習慣などに自身が関わった経験を2つ以上

東京学芸国際中等教育学校の英語エッセイを書くためには、滞在国の文化や習慣などに自身が関わった経験をネタとして準備しておくと良いですよね。

東京学芸国際中等教育学校を受験するみなさん、頑張ってくださいね。

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