法政大学国際高校IBコースの、２０２３年度IB入試（自己推薦）の試験内容についてお伝えします。

１、日本語小論文（５０分　８００字～１０００字で書く）

・テーマ：　この文章の面白さはどこにあると思いますか。あなたの考えを８００字～１０００字程度で書きなさい

※『夕陽の河岸』安岡章太郎著を読み、自身の意見を書く

２、英語小論文（５０分）

「人間は趣味を持つことが重要である」という内容の長文を読んだ上で、

・Part A：　（１）この文章にタイトルをつけてください　（２）～（４）長文読解問題

・Part B：　この文章の感想を書いてください。ただし、スピーチ原稿になるように書いてください（ワード数は無制限）

３、数学能力適性検査（５０分）

・大問１　計算問題

・大問２　二次関数の問題：　（１）定数aの値を求める　（２）グラフ上にある点B～Dとy軸上にある点Aが平行四辺形になるときの点Bの座標を求める

・大問３　体積の問題：　（１）底面積を求める　（２）三角すいの体積を求める

・大問４　ひとつの円の周りに６つの円が接するように並んでいて、それが無限に続いている。無限に続く場合、円の面積と、円と円の間にできる隙間の面積の比率をどのようにしたら求められるかを説明し、最後に比率を答える問題

４、英語面接試験

まず、面接準備室に移動して、「絵を見て分かることをメモするように」と先生から指示されました。

絵にはオンライン授業を行なっている教室の様子が描かれていました。

メモを取った後、メモを持って面接試験室に移動しました。

すると試験室の机の上には、面接準備室で見た絵と同じ絵がありました。

・質問１　絵の中で何が起こっているのかを説明してください

・質問２　この状況についてどう思いますか？

※メモを見ながら説明しても良いが、見ながら回答すると減点される

・質問３　AIについてどう思いますか？

・質問４　なぜ法政大学国際高校のIBコースに入学したいのですか？

・試験科目：　日本語小論文（５０分）、英語小論文（５０分）、数学能力適性検査（５０分）、英語面接試験（２０分）、書類審査

※実用英語技能検定2級A以上、TOEIC L&R670以上かつS&W280以上、IELTS（アカデミック・モジュール）5.5、TOEFL iBT61以上のいずれかの資格を有する方は、英語小論文、面接試験（英語）が免除

日本語小論文について

・文章内のエビデンスを用いて、自身の考えを説明できていること

・また、実例も用いて、具体的に、かつ、論理的に説明していること

・ユニークな考えやクリエイテビティを求めているわけではない

数学能力適性検査

・IB入試概要に「従来のB学科試験と同様の形式で、各分野から出題する」と記載してあるが、これは形式が似ているということで、問題レベルは異なる

・B学科試験よりも、ずっと基本的な内容を出題する

・一見奇問の思えるかもしれないが、問題文をよく読めば、難しいことを問うているわけではないことが分かるはず