『妻は食いしん坊』サイゴンから来た妻と娘 近藤紘一著は、帰国枠入試の願書や作文エッセイや面接の回答に役立ちます。

● 『妻は食いしん坊』サイゴンから来た妻と娘 近藤紘一著は、帰国枠入試の願書や作文エッセイや面接の回答に役立ちます。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

京華中学高校の、2020年度帰国子女枠9月編入試験が、7月8日(水)に行われます。

・募集学年: 中1~中3、高1~高2
・出願期間: 6月15日(月)~20日(土)まで
・試験内容: 国数英(各50分 各100点満点)、個人面接試験

京華高校の、2020年度大学進学実績はこちらです。

京華は、ここ数年で進学実績をかなり伸ばしているんですよ。

東京理科大学の指定校推薦枠が多いのも特徴です。

京華を受験されるみなさん、勉強を頑張ってくださいね。^^

さて今回は、帰国枠入試の願書や作文エッセイや面接回答で必要となる視点についてお伝えします。

現在住んでいる国と日本を比較して、願書、作文エッセイ、面接回答を作成することが多いと思います。

・滞在している国と日本の学校の違いについて教えてください
・滞在している国と日本の学校で似ている点を教えてください

・滞在している国と日本の文化において大きく異なる点を教えてください
・滞在している国と日本の文化で共通する点を教えてください

作文エッセイテーマや面接試験での質問は、上記のような内容が出題されることが多いからです。

また、国際基督教大学高校(ICU)の自己PRカードの「2、海外生活を通して学んだこと」のような項目では、上記のような内容は使いやすく、有効となるからです。

以前、願書、作文エッセイ、面接での回答で、相違点と共通点を述べた上で、自身の考えや気付きなどを書くと評価が高くなることを、こちらに書きました。

しかし違いについて述べる際、以下のような内容を考えてしまうかもしれません。

1、滞在国と日本を比べると滞在国の方が素晴らしいので、日本はよくない
2、滞在国と日本を比べると日本の方が素晴らしいので、滞在国はよくない

補足します。

「1」で素晴らしいとされるのは、たとえば、アメリカの学校教育についてです。

・個々に合った指導がされていること
・多様性を尊重していること

・ICT教育が進んでいること
・詰め込み教育ではないこと

たとえば、上記のような内容をよく見かけます。

一方で「2」の場合、日本の利便性と安全性が多く挙げられます。

・欲しいものをどこででも買えること
・交通網が発達していること

・何事も時間に正確であること
・街中がきれいであること

私は以前、マレーシアに住んでいたことがあるので、上記について同感です。

しかし、「1」も「2」も、上記だけ述べられると違和感があります。

A、両者を比較する場合、それぞれの特徴を踏まえて行う必要があること
B、素晴らしさを測る尺度は、様々であること
C、どの国やどの地域にも、素晴らしい点と改善すべき点の両方があること

アメリカの学校教育には素晴らしい点がたくさんあり、同様に、日本の学校教育にも優れている点が多々あります。

そして、それぞれにバックグラウンドがあって、現在の形になったはずです。

また、たとえ学校教育や利便性で優れていたとしても、それだけで日本のすべてが素晴らしいとは言い切れないはずです。

さらに、滞在している国も日本も、それぞれが素晴らしいですし、「もっとこうなったら良いのに」と思う点があるのではないでしょうか。

あるひとつの事象に限定して比較し、優劣をつけるのではなく。

多面的な視点を持って比較して判断できると、願書や作文エッセイや面接回答の内容は深みを増し、そしてユニークになります。

特に、国際校やグローバル教育を志望する場合、「A」~「C」の視点を持っておいた方が良いですよね。

そこで、日本と他国を比較して、それらの相違点を挙げて、多面的に判断しているエッセイを紹介します。

サイゴンから来た妻と娘

サイゴンから来た妻と娘

バンコクの妻と娘

バンコクの妻と娘

パリへ行った妻と娘

パリへ行った妻と娘

サンケイ新聞特派員だった近藤紘一さんの作品です。

サイゴン(現ホーチミン)支局長、バンコク支局長をされていたときの、1970年代から1980年代のホーチミンとバンコクとパリの様子について、紹介されています。

今から40年、50年前の内容になりますが、多面的な視点を理解する上で役に立ちます。

また、これらを読んでおくことで、今のホーチミン、バンコク、パリとの違いや、これらの都市がどのように変化してきたのかに気が付くことができます。

さらに、登場する死別された奥様とお子さんが帰国子女であり、言語習得や現地生活の苦労について書かれているので、自身の経験を棚卸する際に役立つと思います。

特に、サイゴンから来た妻と娘の中の『妻は食いしん坊』が、分かりやすいと思います。

・妻は食いしん坊

日本とベトナムの食事において、相違点や共通点が見受けられます。

まず、コメについてです。

ベトナムと日本ではコメを主食としていますが、品種が異なるため、様々な違いがあります。

ベトナムでよく見かける細長く、水分が少ない、ツンと匂いのするコメは、暑い気候では胃にもたれないので食べやすく、匂いも香ばしく感じます。

一方で、水分が多い日本のコメは、食べ応えのあって腹持ちが良いので、いよいよ寒くなってくると適しています。

コメの品種が異なると、作法も異なるのでしょう。

パサパサしたコメはハシですくっても落ちてしまうので、ベトナムでは茶碗に直接口をつけてかき込む食べ方が礼儀正しいとされます。

しかし日本のコメは炊くと重みを生じるので、ハシですくって口に運ぶのが良いとされます。

次に、家庭料理についてです。

日本もベトナムも家庭料理はそれほど変わらないと思います。

しかし、ベトナムの方が素材の幅が広いので、食生活も変化に富んでいます。

たとえば肉の場合、日本ではウシ、ブタ、トリが主流ですが、ベトナムではイノシシやシカなどの野獣類、アヒル、カモ、ハトなども普通に食べます。

また、日本では牛肉が好まれますが、ベトナムではトリやブタの方が好まれ、しかもスネ肉や臓物の方がごちそうとされています。

日本とベトナムでは、肉や部位の好みが大きく異なるのでしょう。

日本でもベトナムでも、家庭では魚の煮つけをよく食べるのですが、味付けはベトナムの方がかなり濃いです。

その理由は、年間を通して気温が高いため、塩分を補給する必要があるからなのでしょう。

最後に、調味料や香辛料についてです。

ベトナムでは味付けやダシで使われるのはヌクマムです。

匂いにクセがあるため、閉口する人が一定数います。

しかし、ダシとして使う分にはそれほどショウユと変わらないと思います。

香辛料では面白い発見がありました。

ワサビが日本特有の香辛料であること。

そして、ワサビの刺激によって人体に引き起こす所作、涙などの反応は、国籍に関係ないことに驚きました。

一方ベトナムでは、各種トウガラシ、チャオと称される発酵させた豆腐がよく使われます。

チャオは口がひん曲がるくらい辛いですが、生キャベツをバリバリかじって、口を中和しながらご飯をかき込むと良いようです。

以上のように、日本とベトナムの食事では相違点や共通点が見受けられます。

ところで、中国人は食いしん坊な民族と言われているようですが、ベトナム人はそれ以上に食いしん坊ではないかと、私は思います。

ベトナム人はフォーを食べる際、調味料や香辛料や香菜を入念に調合して、自分の舌に合う味付けに変えます。

私はそれをしなかったので、「ベトナム人は舌で食う。日本人は胃袋で食うんだね」と、フォーの屋台の相客から言われたことがあります。

それもそのはず。

ベトナムの人たちと交流していると、勤倹や質素を美徳とする日本人と自然の富に恵まれたベトナム人では、豊かさの概念が異なることに気が付きました。

だから、働き方も異なるのでしょう。

そして、資源が乏しく粗食が美徳とされてきた日本人と、自然豊かで中国とフランスの影響を受けてきたベトナム人では、食に対するこだわりが異なるのも当然だと感じました。

自然の豊かさや地勢などによって、様々なことが違ってくることを実感することができました。

『妻は食いしん坊』の中に記載されているベトナムと日本の違い、そしてそこから得られた気付きを、並び替えて、作文エッセイの型にはめて、修正してみました。

・日本とベトナムの食事の特徴とその違いを具体的に述べている
・日本とベトナムのコメの両方の良さを述べている
・経験から得られた気付きも述べている

日本とベトナムの食事を、多面的な視点を持って比較して、判断していますよね。

内容もユニークです。

願書、作文エッセイ、面接試験の回答は、自己PR型の試験となるため、自身の経験とそこから得られた気付きを組み込むことが重要です。

それらを、多面的な視点を持って書けると良いですよね。

願書、作文エッセイ、面接試験が試験科目となる帰国枠入試を受験するみなさん、バッチリ準備をしてくださいね。^^

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