広尾学園中学AG2023年度英語大問3の物語文とポエムの関連性のエッセイの書き方をお伝えします。

● 広尾学園中学インターナショナルAGコースの2023年度英語試験の大問3の物語文とポエムの関連性について述べるエッセイの書き方について、お伝えします。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

早稲田渋谷シンガポール校の、2023年度特別措置入試の合格発表が11月10日(木)にありました。

スカイプレッスン受講生、早稲田渋谷シンガポール校に、2名合格です!

担当は、北海道大学医学部の堂向先生です。

北海道大学医学部の堂向先生

堂向先生は理系なので、理数科目の指導はもちろん得意なのですが、国語を教えるのも上手です。

特に現地校やインターに通う生徒さんから、国語の指導の評判が良いんですよ。

さて今回は、広尾学園中学インターナショナルAGコースの大問3の物語文とポエムの関連性について述べるエッセイの書き方について、お伝えします。

広尾学園中学インターナショナルAGコースの英語試験は、2019年度帰国子女枠9月編集試験から、下記の出題形式となっています。

広尾学園中学インターナショナルAGコース国際生入試英語試験

・大問1: 物語文の読解問題

・大問2: ポエムの読解問題

・大問3: 「1」の物語と「2」のポエムとの関連性についてエッセイを書く

※2022年度入試から、TOEFL iBTのスコア90以上あれば、英語試験免除申請ができる

AGコースの学科試験は、英語試験の結果が最も重視されます。

ですから、英語試験対策をバッチリ行う必要がありますよね。

しかし、広尾AGを受験する帰国生のみなさんは、特に英語試験の大問3の対策で苦戦されているのではないでしょうか。

物語文とポエムの関連性について、どのようなエッセイを書いたら良いのか分からなくてお困りかもしれませんね。

そこで、広尾学園中学インターナショナルAGコースの2023年度国際生12月入試の英語試験を使って解説します。

2023年度国際生入試 英語(50分 100点)

※You should spend about 15 minutes on question 13(大問3のエッセイのこと). Up to 10 points are available for accurate spelling, punctuation and grammar.

・大問1: 物語文読解が6問(30点)

I’m the king of the castle Chapter 3 by Susan Hill

※4行目から次のページの最後までが試験範囲

・大問2: ポエムの読解が6問(30点)

The Haircut by Stephen Herrick

・大問3: 英語エッセイ(30点)

What connections can you find between the passage and the poem?

You should write about common themes, connections to the world live in, and your own personal response.

まず、大問1の物語文と大問2の詩の内容についてです。

大問1の物語文は、『ぼくはお城の王様だ』の第3章から出典されています。

ウェアリングズ館の子どもである(エドマンド・)フーパ―と、住み込みの(チャールズ・)キングショーは、赤い部屋に一緒に入ります。

この赤い部屋の中には、フーパーのおじいさんが集めた蛾のコレクションがたくさんありました。

フーパーは蛾のはく製が入ったガラスケースをキングショーに開けるように命じます。

フーパーはけしかけ、キングショーは嫌がり、その結果、フーパーは赤い部屋の鍵をかけて出て行きました。

大問2は、スティーブン・ヘリックの“By the River”の中に収められているポエムです。

形式は自由詩で、内容も分かりやすいです。

たとえば、“and Aunt Alice cutting, swift as an executioner,”のように直喩で表現されているため、アリスおばさんの髪の切り方をイメージしやすいのではないかと思います。

また、“I sit on the stairs. eyes shut, listening to the clip clip of scissors but only hearing the laughter and shouts tomorrow at school of ‘Helmet-head Hodby”は、ハリーが絶望しながら目を閉じている様子が分かります。

次に、物語文とポエムの共通点についてです。

強制していること

・物語文: キングショーは嫌がっているのにも関わらず、フーパーは彼に蛾を無理やり触らせようとした

・ポエム: アリスおばさんが、有無を言わさず掃除や散髪を強制した

嫌なことに対して抵抗していること

・物語文: キングショーは蛾に触るのが嫌なので、理由をつけて触るのを拒んでいるし、場合によっては、キングショーをなぐってでも抵抗しようとした

・ポエム: ハリーはヘルメットのような髪型にされないように、怪我やシラミやめまいといった嘘をついて、髪を切られるのに抵抗しようとした

両者には、たとえば、上記のような共通点がありますよね。

最後に、英語エッセイの書き方についてです。

大問3では以下のように指示されています。

What connections can you find between the passage and the poem?

You should write about common themes, connections to the world live in, and your own personal response.

1、物語文と詩の共通点について述べる
2、世界や社会との関連性について、そして自身の経験をもとに意見を述べる

ですから、この「1」と「2」をエッセイの型に沿って書けば、バッチリですよね。

・イントロダクション

物語文とポエムの共通点は、嫌なことに対して抵抗している様子が描かれている点です。

※共通点の根拠を、物語文とポエムから抜き出して述べる

これらはフィクションです。

しかし、嫌なことをされそうになることは珍しくないと思います。

そのときにちゃんと抵抗しなければ、この人は抵抗しない人だと見なされて、ますます嫌なことを課されてしまう恐れがあります。

一方で、抵抗して、拒否することで、一目置かれて優位な立場になることもあると思います。

僕はアメリカに3年間住んでいました。

最初の頃はまったく英語が話せなかったので、からかわれても黙っていたのですが、それではダメであることがよく分かりました。

この経験について述べたいと思います。

・ボディ1とボディ2

自身の経験に基づいて具体的に書く

・コンクルージョン

以上の理由から、嫌なことに対して抵抗するのは重要だと思います。

アメリカでの経験を忘れずに、日本でも嫌なことをされそうになったら、ちゃんと抵抗しようと思います。

また、誰かが嫌なことをされそうになっていたら、ちゃんと助けてあげたいと思います。

自分だけでなく、誰かに対してもしてあげられるように、広尾学園でしっかりと学びたいです。

大問3の物語文と詩の関連性について述べるエッセイは、たとえば上記のように書くと良いですよね。

広尾学園中学AGコースを受験するみなさん、英語エッセイの練習を頑張ってくださいね。^^

2023年度帰国子女枠入試では、「共通点が最初から示されていて、その共通点について自身はどう思うか」を書くように指示されていたそうです。

しかし、試験問題に示されていた共通点が分からないので、例年通り、共通点を自分で考えるという前提で、エッセイの書き方を書きました。

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