ロンドン旅の雑学ノート 玉村豊男著や遥かなるケンブリッジ 藤原正彦著を参考にすると、作文エッセイや面接回答内容を良くすることに役立ちます。

● ロンドン旅の雑学ノート 玉村豊男著や遥かなるケンブリッジ 藤原正彦著を参考にすると、作文エッセイや面接回答内容を良くすることに役立ちます。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

日本女子大学附属中学の、2020年度帰国子女枠入試の合格発表が2月1日(土)にありました。

スカイプレッスン受講生、日本女子大学附属に合格です!

担当は、北海道大学医学部の槌野先生です。

北海道大学医学部 槌野由香里(つちのゆかり)先生

槌野先生は、日本全国の女子校の中でトップである、桜蔭中学高校を卒業しています。

理数科目はもちろん、英語も教えられます、オールマイティーに指導できるんですよ。

さて今回は、帰国枠入試の願書や作文エッセイや面接回答の内容を良くする方法をお伝えします。

ここ数年で、帰国枠入試を実施する学校がかなり増えました。

そして、帰国枠入試の形態も多様化しました。

そのことにより、各学校に合わせた対策が必要となるため、どのように対策をすれば良いのか分からなくて、お困りかもしれません。

帰国枠入試とは、海外で頑張ってきたことを評価してもらえる試験のことです。

詳しく説明します。

帰国枠入試実施校の代表として、国際基督教大学高校(ICU)があります。

国際基督教大学高校(ICU)の推薦入試と9月編入試験の試験内容

・学校の成績と活動実績

・外国語の資格

・自己PRカード

・面接試験

ICU高校の推薦入試や9月編入試験では、学科試験を行いません。

代わりに、海外で頑張ってきたことをアピールをします。

ですから、学校の成績が良かったり、資格を持っていたり、活動で結果を出せていたりする帰国生は、合格しやすくなります。

実は、ICU高校のように、学科試験をまったく行わない帰国枠入試実施校はほとんどありません。

学科試験と海外での経験の両方を評価する学校が多数です。

立教池袋中学の帰国枠入試の試験内容

・国算の学科試験(各100点満点)

・面接試験

・帰国児童報告書・活動報告書

学習院女子中等科の帰国枠入試の試験内容

・国算の学科試験(各100点満点)

・作文エッセイ(日本語か英語 80点満点)

・面接試験

立教池袋や学習院女子のような帰国枠入試では、願書、作文エッセイ、面接試験を使って自身の海外経験をアピールします。

学科試験と海外経験で勝負する試験です。

上記のような帰国枠入試の国算、国数英は、一般入試よりも易しいことが多いです。

ですから、国算の勉強をそれなりに頑張ってきていて、海外経験が豊かな場合は、合格しやすくなります。

・ICU高校のような学科試験を課さない帰国枠入試

・学科試験+海外経験をアピールする帰国入試

これらの帰国枠入試で合格するためには、下記が重要です。

・学校の成績が良い

・色んな活動をしてきている

・資格を取得していたり、表彰されたりしている

・滞在してきた地域について詳しい、そしてそのことについて自身の見解がある

海外で頑張ってきたことを表現する手段、自己PRするための手段が、願書、作文エッセイ、面接試験なのです。

ですから、入試で自己PRをする必要がある場合は、海外で様々な経験を積み、そしてそれらを上手く表現できるよう特訓しておく必要がありますよね。

そこで、帰国枠入試の願書や作文エッセイや面接回答の内容を良くする方法のひとつをお伝えします。

滞在している国について紹介しているエッセイを読んで、ネタ集めをすると良いです。

エッセイから得たいネタは、以下の3つです。

1、滞在している国の特徴や現状

2、滞在している国の過去、1980年~2000年ぐらいの特徴や様子

3、滞在している国に対する第三者の捉え方や感想

まず、「1」の滞在している国の特徴や現状をエッセイから得たい理由についてです。

海外に住んでいても、平日は家と学校の往復、土日は補習校と習い事と塾。

このように1週間の予定がビッチリ埋まっていると、行動がワンパターンになりがちです。

だから、行動範囲も決まってしまいます。

これは、学校の勉強を優先しなければいけないため、避けられないないことです。

そうすると、海外生活が長くなっていても、意外と住んでいる国や地域について詳しくなれないのではないでしょうか。

・滞在している国や地域について説明をしてください

しかし、面接試験で質問されたときに、さすがに「学校の勉強が忙しくて、あまりよく分かっていません」と、答えるわけにはいかないですよね。。。

ですから、住んでいる国や地域の特徴や現状を学ぶために、他者のエッセイの力を借ります。

Wikipedeiaなどから情報を得てのも良いのですが。

エッセイは経験に基づいた情報が書かれていることが多いので、共感しやすく、参考にしやすいはずです。

また、今住んでいる国、かつて住んでいた国に関するエッセイを読むことで。

これまで当たり前だと思っていたことが、実はとてもユニークなことであると気が付けることも多いです。

次に、「2」の滞在している国の過去、1980年~2000年ぐらいの特徴や様子をエッセイから得たい理由についてです。

自分の住んでいる国や地域について説明している古いエッセイを読むことは、大きなメリットがあります。

・願書・作文エッセイ・面接回答内容に深みを持たせられる

・面接官の先生方の、住んでいる国に関する知識を知ることができる

イギリスに関するエッセイを使って説明します。

ロンドン旅の雑学ノート 玉村豊男: 1970年後半~80年前半のロンドン、イギリスについて

ロンドン旅の雑学ノート 玉村豊男: 1970年後半~80年前半のロンドン、イギリスについて

イギリスはおいしい 林望: 1985年前後のケンブリッジ、イギリスについて

イギリスはおいしい 林望: 1985年前後のケンブリッジ、イギリスについて

遥なるケンブリッジ 藤原正彦: 1990年前後のケンブリッジ、イギリスについて

遥なるケンブリッジ 藤原正彦: 1990年前後のケンブリッジ、イギリスについて

Bites of Britain,Tastes of Japan: ドミニク・チータム: 2007年以前のイギリスについて

Bites of Britain,Tastes of Japan: ドミニク・チータム: 2007年以前のイギリスについて

上記の4冊では、イギリス人の考え方、イギリスの食事や習慣などが紹介されています。

これらの情報は、新しくはないと思います。

しかし、これらを読んでおくことで、今のイギリスとの違いや、イギリスがどのように変化したのかに気が付くことができます。

私、齊藤の経験です。

・イギリスの食事は総じて美味しくない!
・イギリスの食事の中には美味しいものもある

上記の本を読むことで、一部のスイーツを除いて、イギリスの食事はあまり美味しくないのだろうと思っていました。

しかし4年前にロンドンに行ったときに色々と食べてみましたが、「総じて美味しくない!」とは、思いませんでした。

確かに、美味しいと感じられない食べ物もありました。

たとえば、衣の厚さが数ミリもありそうなフィッシュアンドチップスを飲み込んだときは、油が食道に浸みこんでいくような感じがしました。。。

しかし、ロンドンで食べた野菜や果物は、新鮮で、味が濃く、美味しかったです。

野菜や果物が美味しいというのは、想定外だったので、かなり驚きました。

美味しいパン屋が何軒も見つけられたことも、意外でした。

偶然、同じ時期にロンドンに行った友人に聞いてみたところ、「ロンドンの食事はちゃんと美味しかった」と話していました。

以前のイギリスの食事は、本当に美味しくなかったのでしょう。

あるいは、筆者が食べたお店やその時期も関係していたのかもしれません。

2016年のロンドンでは美味しい食べ物も見つけられたので、食べ物の味や食習慣が変わってきたのだろう、私は思いました。

このように、エッセイに描かれている以前の様子と、自身の実体験を比べながら書くと、作文エッセイや面接回答の内容に深みが出ますよね。

だから、古いエッセイを読むことにメリットがあると言えます。

また、帰国枠入試で作文エッセイや面接試験を担当する先生方は、受験生よりもずっと年上であることが多いはずです。

現在30代~50代の先生方は、頻繁に海外に出かけていない限り、海外に対して受験生とは異なる印象を持っているのではないでしょうか。

つまり、1980年~2000年ぐらいの海外の様子について詳しかったり、あるいはイメージしていたりする可能性が高いのではないでしょうか。

「イギリスの食事は美味しくない!」

このように本やウェブサイトに書かれていたり、父や母からもそのように聞いていたりしたので、イギリスへの転勤が決まったとき、これから始まるイギリスでの生活がとても不安でした。

なぜなら、私にとって、食事は最も大きな楽しみだからです。

しかし実際にロンドンに住んでみると、美味しい食べ物がたくさんありました。

全然期待していなかった料理や食べ物が美味しかったので、とても驚きました。

ですから、私がロンドンで見つけられた美味しい料理や食べ物について、紹介したいと思います。

このようなイントロダクションで始めると、先生方は興味を持ってくださる可能性が高いですよね。

先生方が知っている知識やイメージとは大きく異なる今の状況を語る帰国生の経験を。

入試担当の先生方は、読みたい、聞きたいと、思ってくださるはずです。

願書・作文エッセイ、面接回答は、興味深い内容であることが重要です。

採点する先生方に興味を持っていただくためには、先生方がどのような知識やイメージを持っているかを知っておく、予想しておくのは有効ですよね。

そのために、住んでいる国の過去の特徴や様子について書かれたエッセイを読むのです。

最後に、「3」の滞在している国に対する第三者の捉え方や感想をエッセイから得たい理由についてです。

住んでいる国について紹介されているエッセイを数冊読むことで、一般論を知ることができます。

たとえば、「イギリスの食事は総じて美味しくない!」というのがそうです。

願書、作文エッセイ、面接試験回答を作成する上で、一般論を知っておくことは重要です。

一般論と比べて、自分の捉え方や感想がどのように異なるのかを知る必要があるからです。

・他社のエッセイと同じような捉え方をしている場合は、どのように同じなのかを書く

上記で書くことができたら、他者と同じ意見や似た意見であっても、同じにはなりません。

どのように同じなのかを具体的に書くことで、ありきたりな意見をユニークな意見に変えることができます。

・他者のエッセイとは異なる捉え方をしている場合は、どのように異なるのかを書く

これはチャンスです。

他者と違う意見の場合は、その違いを具体的に説明できれば、もちろんユニークな意見となります。

もちろん、他者の捉え方や感想をコピーをしてはいけません。

他者のエッセイを参考にして、自分の考え方との違いを理解して、自身の作品をより良くするのです。

以上の理由から、滞在している国や地域について紹介しているエッセイを読むとことをおススメいたします。

合格できる願書や作文エッセイや面接回答作成のネタ探しのために、読書をするのです。

川底から砂金を見つけるように、エッセイからネタを見つけます。

しかしこれを行うためには、まとまった時間が必要です。

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今回は、中央大学杉並高校の、2020年度帰国子女枠入試の面接試験内容についてお伝えします。

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