関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書の書き方をお伝えします。

● 関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書の書き方についてお伝えします。

海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

千葉県立幕張総合高校の、2023年度帰国子女枠9月編入試験が7月24日(月)に行われます。

・募集学年: 高校1年~3年
・募集期間: 7月10日(月)~19日(水)
・試験内容: 国数英(各50分 各100点満点)、親子面接試験

県立幕張総合高校は、積極的に帰国生を受け入れているんですよ。

さて今回は、関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書の書き方についてお伝えします。

グローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書はこちらになります。

関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書
関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書

各項目で書くべきことは以下になります。

1、本学で何を学びたいかを、志望学部・学科・課程・専修・コース・専攻と関連づけて記入してください。

→「1」=志望理由を書く(タテ20行×ヨコ40字=800字程度)

2、高校時代の課外活動およびそれ以外のスポーツ・趣味などについて記入してください。

→「2」=活動実績全般を書く(タテ11行×ヨコ40字=440字程度)

3、海外体験に関する自己の評価(反省点を含む)を記入してください。

→「3」=活動実績から得られた学びや気付き、活動実績を通して培った考え方を書く(タテ11行×ヨコ40字=440字程度)

関西学院大学国際学部のグローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)は、「2」→「3」→「1」の順番で作成します。

まず、「2、活動実績全般」の内容から考えます。

関西学院大学国際学部で学べるカリキュラムと親和性の高い活動実績が望ましいです。

自身の海外経験の棚卸をしっかりと行って、適切で、かつ、ユニークな活動実績を探し出してください。

なお、文字数が440字、つまり、原稿用紙1枚程度しか書けないので、実績を絞り込んで詳しく書いた方が良いです。

華やかな感じにしたくてあれもこれもと盛り込んで書くと、内容が浅くなってパッとしない内容になってしまうことが多いです。

「幕の内弁当的な活動実績」にならないよう、気を付けてください。

次に、「3、活動実績から得られた学びや気付き、活動実績を通して培った考え方」を考えます。

「2」の内容が決定した後に、その内容に基づいて、「3、」を考えると、「2」と「3」の内容が繋がりますよね。

ところで、気付きや学びなどの内容を書くときは、「ビフォー・アフター」の順で書くことになると思います。

「ビフォーからアフターに変えられたきっかけ」と「アフター」を多く書くと、内容がユニークになりますし、内容のトーンも明るくなりますよ。

「ビフォー」的な内容

・アメリカで英語を学び始めたばっかりの頃は、クラスメイトの話していることがまったく聞き取れなくて辛かったです。誰ともコミュニケーションができなくて孤独でした。さらに、宿題がどこなのかもわからなくて・・・、

・日本でもサッカーに取り組んできたので自分の技術に自信がありました。しかし、ドイツのサッカーのレベルはとても高くて、最初の頃はまったく太刀打ちできませんでした。しかもチームには日本人は僕だけなので・・・、

上記のような、自分ができなかった頃/辛かった頃の内容のことを「ビフォー」と呼びます。

願書内容を考え始めると、「ビフォー」から出てくるのが普通なので、まずは「ビフォー」をメモ書きしても良いです。

もちろん、願書に実際に書いても良いです。

しかし、新しいことを始めるときは、誰もが同じようにできないですよね。

ですから、帰国生の「ビフォー」内容はみんなそっくりになります。

つまり、「ビフォー」では、あまり違いを出せないのです。

何より、「ビフォー」をつらつらと書き続けると、トーンがどんどん暗くなって、まるで重苦しい演歌のような内容になるので、採点側の先生方も読んでいて辛くなります。

・自分は「ビフォー」からどのように脱却して、「アフター」に繋げることができたのか
・「アフター」となった自分は昔と比べてどれだけ変わることができたのか。成長できたのか

上記は、受験生それぞれで違うはずですよね。

また、内容が明るいので読んでいて楽しくなりますよね。

こここそが自己PRになるので、バッチリ書いてもらいたいです。

願書は読んでもらうために書くものなので、採点側が楽しくなるように、興味を持てるように、ユニークで、トーン明るめで書いてください。

最後に、「1、志望理由」を考えます。

グローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書の流れです。

関西学院大学国際学部グローバル入試Ⅲ(帰国生徒入学試験)の志望理由書の流れ

「2」: 「海外での高校生活で頑張ってきた活動実績全般」を書く

「3」: 「その活動実績から得られた学びや気付き、活動実績を通して培った考え方」を書く

「1」: 「その活動実績から得られた学びや気付き、活動実績を通して培った考え方を生かして、将来は〇〇を目指したい。そのために、関西学院大学国際学部で学びたい。その理由は・・・。」を書く

こうすると、「2」と「3」と「1」の内容が一気通貫となりますよね。

内容が一気通貫となった願書は、読みやすく、理解しやすいので、評価が高くなりますよ。

また、一気通貫の願書は面接試験の資料として使いやすいので、面接官の先生は質問がしやすくなりますし、受験生も回答しやすくなりますよ。

関西学院大学国際学部を受験するみなさんは、バッチリな願書を作成してくださいね。

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