学習院女子中等科の、2019年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します。
● 学習院女子中等科の、2019年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
渋谷幕張中学校の、2019年度帰国子女枠編入試験の合格発表が3月7日(木)にありました。
スカイプレッスン受講生、渋谷幕張中学に合格です!
担当は、北海道大学医学部の田中先生です。
理系なので理数科目の指導はもちろん得意なのですが、国語を教えるのも上手です。
特に現地校やインターに通う生徒さんから、国語の指導の評判が良いんですよ。
さて今回は、学習院女子中等科の、2019年度帰国枠入試の作文のお手本を公開します。
2019年度帰国子女枠入試では、以下のテーマが出題されました。
原稿用紙には、最大で1000~1100字程度書くことができます。
1、テーマに沿っていること
2、自身の海外経験を組み込んでいること
3、具体的に書くこと
帰国枠入試の作文エッセイには、上記3つが必須となります。
お手本を書いてみたので参考にしてみてください。
私は、ロシアのウラジオストクで3年間生活してきました。
海外生活を通して様々な食事を経験することができました。
それらの経験の中で、ウラジオストクの食堂での食事が一番印象に残っています。
その理由を述べたいと思います。
・ボディ1(430字)
まず、ウラジオストクの食堂の料理が飽きない味付けであったことが印象的でした。
ウラジオストクでは、『スタローヴァヤ』という看板をよく見かけます。
ロシアの家庭料理を食べられる食堂のことです。
ショーケースに並ぶたくさんの料理の中から、好きなものを選びます。
私たち家族は『スタローヴァヤ』で食事をするのが大好きでした。
なぜなら、ハンバーグ、しめ鯖など、日本人に馴染みのある料理が多く、そして味付けも日本の味に近いため、いつ食べに行っても飽きることがありませんでした。
特に、具だくさんのトマト味のスープであるボルシチは、私たち家族が大好きな料理でした。
私はこれまでに、ポタージュなどのおいしいスープをたくさん飲んできました。
しかし、いつも飲みたいと思うスープには出会ったことがありませんでした。
私がこれまで飲んできたスープは味付けが濃いため、頻繁に飲んでいたら飽きてしまいます。
一方ボルシチは、味付けがさっぱりしているので飽きることがなく、みそ汁と同じぐらい好きでした。
・ボディ2(442字)
次に、ウラジオストクの食堂にいる人たちの対応が親切であったことが印象的でした。
ウラジオストクでは英語が通じないことが多いです。
しかし一生懸命ロシア語で説明してくれたり、困っていたら助けてようとしてくれたりと、親切な対応をしてくれる人を多く見かけます。
特に『スタローヴァヤ』には、親切な人たちが多かった気がします。
ソバの実にソースをかけて食べるロシア料理があります。
食堂で初めて見かけたとき、どんな味かを店員さんに聞いたのですが、彼女は英語で説明できませんでした。
そこで店に来ていたロシア語と英語を話せるお客さんを探し出して通訳を頼み、ソバの実の料理について説明してくれました。
英語が話せなかったとしても、しり込みすることなく、対応しようとする姿勢はカッコいいと思いました。
またテーブルで料理をひっくり返してしまったときも、すぐにやって来て片づけを手伝ってくれました。
ロシアの食堂の店員のみなさんの親切な対応を見て、日本のサービスはレベルが高いとは言い切れないのではないかと思いました。
・コンクル―ジョン
飽きない味付けであったこと、そして親切な対応をしてもらえたことから、ウラジオストクの食堂での食事が印象的だったと言えると思います。
学習院女子に入学後は、同級生たちと、これまで経験してきた印象的な食事についてシェアできることを楽しみにしています。(合計1100字)
ハンバーグ
しめ鯖
ボルシチ
ソバの実
昨年、ウラジオストクに行ったときの経験を基にして、書いてみました。^^
試験で作文エッセイを書くときのコツです。
1、イントロ、コンクル―ジョンの書き方を決めておくこと
2、各ボディの構成をそろえること
3、作文エッセイに使いやすい十八番ネタを準備しておくこと
試験では、ブレーンストーミングを行った後に、作文エッセイを書くことになりますが、気を付けないと時間が足りなくなります。
作文エッセイの時間が50分の場合、書くのに30~40分は必要となります。
ですから、できるだけ時短で書く工夫をする必要があります。
イントロ・コンクル―ジョンの書き方を決めておいたり、ボディの構成をそろえたりすることは、時短につながります。
そしてブレーンストーミングの時間を短くするために、作文エッセイに使えるとっておきのネタを、最低でも3つは準備しておきたいです。
・作文受験者平均点(80点満点): 49.5点(62%)
・国語受験者平均点(100点満点): 65.6点
・算数受験者平均点(100点満点): 75.2点
学習院女子の帰国枠入試は、国算で合計200点に対して、作文で80点もあります。
そして作文の得点割合が、国算よりも低くなっています。
学科試験の準備だけでなく、作文と面接試験の準備もバッチリ行ってくださいね。^^
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今回は、大阪教育大学附属池田中学校の、2019年度帰国子女枠入試の面接試験内容を、お伝えします。
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