イギリスの現地校、またはイギリス系インターに通い、慶應義塾高校の受験を考えている帰国生にお伝えします。
● イギリスの現地校、またはイギリス系インターに通い、慶應義塾高校の受験を考えている帰国生にお伝えします。
海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。
今回は、帰国子女枠入試の受験資格についてお伝えします。
各学校は、帰国枠入試の受験資格を規定しています。
法政大学第二高校の、平成26年度の募集要項を見てみましょう。※下までスクロールしてください。
a.帰国生とその保護者
※帰国生とは、海外で1年以上中等普通教育を受け、2012(平成24)年4月以降に帰国した受験生とします。
b.2013(平成25)年3月以前の卒業生とその保護者
この規定なら、クリアしやすいですよね。
2013年4月以降、2014年3月末までに、国の内外を問わず学校教育における9年の課程を修了、または修了見込みの者(※注)で、
中学課程における国外での在学期間が帰国時まで引き続き1年10ヶ月以上であり、日本に帰国してから受験時までが1年以内である者に限る。
ただし、国内の高等学校に在籍したことがある者は除く。
なお、上記の9年の課程とは我が国の義務教育の課程に相当するものである。
※注 海外現地校を2014年4月1日以降卒業見込みの場合は2014年4月入学への出願はできません。
要約しますね。
1、海外駐在期間が、1年10か月以上あること
2、本帰国した場合は、受験時(2月13日)まで1年以内であること
3、2014年の3月末までに、日本の義務教育に相当する課程を終えていること
特に注意しなければいけないのは、「3」です。
イギリス系の学校の新学年は、9月ごろから始まります。
そうすると、Year10の修了は6月となりますよね。
イギリス系の学校に通った場合、Year10を終了すると、日本の義務教育に相当したとされています。
慶應義塾高校の場合、Year10の修了=日本の中3課程の修了としています。
ですから、願書提出時にYear10の途中であった場合は、受験資格を得られないんです。
イギリス系の学校から、慶應義塾高校を受験する方法です。
1、Year10を修了してから出願する、つまり、学年をひとつ落として出願する
2、Year9修了後、滞在国に日本人学校がある場合は、2学期(9月)から編入する
3、Year9修了後、本帰国をして、地元の公立中学に編入する
上記のいずれかを選択することになります。
学年を落としたくない場合は、日本系の学校に編入して、卒業するしかありません。
ちなみに、慶應志木の場合は、Year10の途中であっても、出願できますよ。
学校ごとに、帰国枠入試の出願資格が違いますので、気をつけてくださいね。
志望校の出願資格を調べる場合は、学校にご連絡をされるか、あるいは、私に聞いてくだされば大丈夫ですよ。^^
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